逆転合格!11月からの名門会入会で京大(農)現役合格を掴んだ秘訣はセンター試験後の「覚悟を決めた勉強」
今回は、名門会福岡エリアから、京都大学(農学部)に見事現役合格した、明治学園高校の生徒さんを取り上げたいと思います。
《名門会福岡支社教室カウンターにて撮影。左から、教務担任:豊田先生 / さん / 化学・数学担当教師:岡本先生。 》
江崎さんが名門会での受講を開始したのは、2016年の11月12日からでした。それまで受験した模擬試験の結果は、京大模試で厳しい結果でした。あまりにも直前からの入会で、すがるような思いでの受講ではありましたが、センター試験の得点率は目標点をマーク。センターリサーチでボーダーラインにまでたどり着きました。
普通なら「ほっと一安心」といったところでしょう。しかし、今までの模試でも取れたことがないあまりにも「出来過ぎた結果」に、二次試験に不安を持つ江崎さんは、ますます京大受験が不安になってしまいました。
とはいえ、合格を狙っていけるレベルに到達したことも事実。友人達の多くはセンター試験の結果を受けて次々に下方修正する中、江崎さんは“やはり京大を受験する!”と覚悟を決めました。
そして見事勝ち取った京大合格。一体何が勝因となったのか?江崎さんの受験を振り返ってみましょう。
□名門会 入会時の状況
- それまで塾、予備校に頼らず、自分だけの力で勉強していましたが、今後の勉強に不安を感じていました。 個別指導なら自分が気付かない弱点を指摘してもらい、克服できるだろうということで、名門会に入会しました。
- 名門会に入会した当初は、とくに理系科目(数学・化学)の成績不振で苦しんでいました。
□名門会 入会時の課題
- 江崎さんには、基本はもちろんのこと、授業内で取り組んだ難問の解法の定着を徹底的に意識して、弱点克服に取り組んでもらいました。
- 江崎さんは「本番に強い」という良いジンクスを持っており、実際、短期間の弱点克服で、センター試験ではマーク摸試を上回る好成績をおさめました。
(教務担任:豊田先生より) - 江崎さんには、センター9割を直近の目標であると伝えて、同時並行で、二次試験で課される記 述対策に向けて取り組みました。
(化学/数学担当教師:岡本先生より)
■化学担当:岡本先生からのコメント~難問に立ち向かい素直に吸収する能力が武器となった
《 岡本洋之 先生 (東京大卒-合格実績:東京大・京都大・東京医科大・慶應義塾大・慈恵医科大等他多数) 》
京大の化学は、理論的な発展性や柔軟な思考力が、そして学校ではほとんど触れられていない知識が必要になるので、定番テキストをやるだけでは太刀打ちできません。京大の入試問題の傾向に沿って、個別指導で重点的な指導が必要です。
江崎さんは、どんなに難問であっても、解法を素直に吸収し立ち向かっていく姿勢を最後まで貫いてくれました。素直な吸収力は、最後まで江崎さんにとっての大きな武器になりました。
■教務担任:豊田先生からのコメント~覚悟を決めてからの勉強が素晴らしかった
江崎さんはセンター試験前の12月に教室に設置している合格ダルマに「京大合格!」と大きく記入してくれましたが、本心は不安で一杯だったようです。
そしてセンター試験の結果は、京大をトライするに値する数字をマーク。しかし、この今までにない好調さがかえって「このまま京大に出願しても良いのだろうか・・・」とますます不安をあおることになったようです。
お母様を交えた面談では、リサーチ結果で厳しい判定である京大よりも、「A」判定が出ている大学に変更すべきではないか…との意見も出ました。面談翌日に、再度本人の意向を確認すると、学校で仲の良かった友人達はことごとく下方修正し、より合格確実な学校に変更したとの話で、江崎さんはますます不安を強めていました。
しかしその2日後、最終的な意向を確認すると、江崎さんは「京大に決めました!」と元気一杯の笑顔で話してくれました。決意に満ちた眼差しが強く印象に残っています。
それからの彼女の勉強は目を見張るものがありました。覚悟を決めているので、どんな問題であっても決して音を上げない勉強を続けることができました。
受験前日に電話をした際も、「センターで過去最高の成績が取れたので、京大でも過去最高の成績が取れるように頑張ってきます!」と元気な声で話してくれました。
やがて迎えた本番の京大入試では、これまでの試験や過去問では部分点しか取れず、手も足も出なかった問題も少なからずあったのに、全ての問題に完答することができたそうです。
もともと、本番でのメンタルの強さはありましたが、それ以上に彼女の覚悟を決めてからの勉強が素晴らしかったことが合格の勝因だと思っております。
■さん本人が語る合格の決め手~“諦めなくて良かったです!”
名門会に入会するまでの模試結果では、京大にチャレンジできる結果を見たことがありませんでした。あまりにも直前すぎる入会のため、先生方に受け入れてもらえるのか不安でしたが、苦手分野を重点的に京大対策に取り組むことができました。
苦手弱点対策を進めていくと、完全になくしてしまっていた自信が少しずつ、「自分にもできるかも?」と思えるようになりました。
センター試験の直前、意識はしていませんでしたが、不安を感じることなく受験ができました。
ただし、二次試験になると別です。センターリサーチの結果を見て、最後の最後まで悩みましたが、“諦めて後悔する位なら、やれることを精一杯やってみよう!”と気持ちを切り替え対策をしました。
いかがでしたか?今回の江崎さんの勝因は、どんなに追い込まれた状況でも”諦めなかった事“に尽きると思います。周りの友人たちが下方修正する中で、ますます不安になりながらも、”自分が信じた道を突き進む勇気“を最後まで持ち続けたことは非常に立派だと思います。また、諦めないと決めたからこそ、勉強にもますます力が入ったのだと思います。
あなたの志望校に対する判定結果はどうでしょうか?もし、同じ状況だとしたらあなたはどちらを選択しますか?奇跡や逆転については、偶然ではなく“必然”に変えるために惜しまない努力が出来ていますか?
まずは、今から志望校に向けての努力をますます重ねてください。何からはじめていくべきなのか?分からないと困っている方がいれば、お気軽にご連絡ください。将来の目標から逆算をして、今のあなたがすべきことを一緒に考えながら、アドバイスをしたいと思います。
文責:S.H