医学部受験校は補欠合格の「繰り上がり」パターンも考えて選ぼう

カテゴリ : 医学部受験

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2016年度の医学部入試も私大医学部については慶應の他数校を残すだけとなり、大半の私大で正規合格者が出揃って大勢が見えてきました。

受験の焦点は国公立に移っており、私大については補欠組の繰り上がり合格がどのように出てくるかが気になりはじめる時期です。

繰り上がりにもいろいろなパターンがあります。慈恵医大のように補欠の繰り上がり順位を公表してくれるケースもあれば、補欠合格は公表するものの順位までは公表しないケースもあれば、補欠を公表せず後で不合格者の中から繰り上がり合格者を選抜するケースもあり、実に様々です。

繰り上がり順位が分かっている場合、上位であれば繰り上がり合格を期待して滑り止めの大学を切るという選択もできますし、下位であればその大学を諦めて滑り止めの大学への入学準備を早めに始めることもできます。

しかし「補欠」としか分からなければ最後まで繰り上がりを期待せざるを得ませんし、補欠を公表しない大学では「不合格」でも完全に落ちたとは言えないので、その後の対応が変わってきます。

また、その繰り上がりのタイミングも更に様々。国公立前期試験後に私大の上位校から順次始まりますが、ビリヤードの“玉突き”のように3月末まで繰り上がりが続きます。繰り上がりを辞退する人もいますので、中には4月1日を過ぎても繰り上がり合格が続く医学部もあり、実際に私も、担当した生徒が4月2日になって補欠合格した経験があります。

浪人決定と思っていたところでの繰り上がり合格は本当に嬉しいものですが、すべり止めの大学に入学手続きを終えた後で、より上位の志望校に繰り上がり合格してしまうと、色々大変です。私大医学部は全国で30校しかありませんから、進学とともに下宿をする生徒も少なくありません。引っ越しまで終えた後で、地元の大学に繰り上がり合格した場合・・・親としては本当に悩ましい選択を強いられます。

医学部専門予備校や、名門会のような医学部受験の専門コースのある家庭教師センター・進学塾であればその辺りのサポートもしっかりできますが、独学で勉強を進めている方、一般的な進学塾・学習塾に通っている受験生の方は、十分ご注意いただければと思います。

文責: T.K

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