「田園調布学園中等部・高等部」
中学・高等学校の先生に聞く! 中学受験帰国生入試レポート
カテゴリ : 中学受験, 中学受験帰国生入試レポート
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東京都世田谷区にあり、2022年より北里大学、2023年からは東京都市大学と高大連携した女子校の「田園調布学園中等部・高等部」を取材。同校は、社会的な課題に取り組み、達成感を得られる教育活動として「探究」学習を充実させています。今回は、入試広報部長の細野先生にお話をお伺いしてまいりました!
<写真:校舎外観>
―「少人数制の英語の取り出し授業」
入試で英語を選択した帰国生やCEFR B1または英検2級相当の力がある生徒を対象とした英語の取り出し授業は中学1年から中学3年まで、CEFR B2または英検準1級相当の力がある生徒は高校1年から高校2年までの計5年間行われます。外国人教員による少人数制授業です。中等部では英検2級レベル、高等部では英検準1級レベルで授業が行われているとのことです。
中学1年の間は週6時間の英語の取り出し授業があり、そのうちの1時間は日本人教員が担当します。
中等部では、リーディング・スピーキング・ライティングの3つの能力をしっかり身に付けます。高等部では、その3つの能力を生かしてスピーチの作成やプレゼンテーションスキルを育み、IELTS対策も行います。
<写真:英語取り出し授業の様子。2人1組になり英語でディスカッションしている>
―「理系進学率が高い理由」
田園調布学園は、理系学部への大学進学が例年45%と、女子校では高い割合となっています。
その理由の1つとして、本校オリジナルの「教科横断型授業」が挙げられます。
例えば、「社会×数学」の授業では、「家紋」の成り立ちや歴史を勉強しながら、コンパスや定規などのツールを用いて「家紋」を再現したり作図したりします。このような「教科横断型授業」だけでなく、中高6年間で約150種類の理科実験も行っています。
このような体験を重ねることが理数教科への苦手意識を軽減させるとともに、さまざまなことに興味をもつきっかけにもなっています。
<写真:3万6千冊ほどの蔵書があるという図書室>
<写真:読書スペースは大きな窓からの光が入り明るく気持ちの良い空間>
―「やってみて、つまらないことがあっても、それもよい経験」
同校には、豊かな教養を培う「土曜プログラム」という独自の教育活動を年8回実施しています。「世界を生きる~語学・伝統文化・メディア~」「社会とつながる~総合文化・フィールドワーク~」「健康なからだをつくる~スポーツ・健康~」「身の回りの不思議にせまる~科学・技術・環境~」「知を拓く~学びの講座・受験講座~」の5分野、約170講座の中から自分で選択し、専門性の高い授業を受けることができます。
同校としては、新たな体験との「出会い」を楽しみにしている生徒や「やってみようかな?」というチャレンジ精神のある生徒にぜひ、入学してほしいそうです。
「やってみて失敗してもよいし、つまらないと感じるようなことがあってもよいのではないかと思うのです。それも生徒たちのよい経験になるのではないでしょうか」という、細野先生の温かい言葉が印象的でした。
<写真:入試広報部長・細野先生と「精進の鐘」。生徒たちは鐘の音を一日のはじまりに聞き、黙想することで心を落ちつかせてから学校生活をスタートさせる>
学校名:田園調布学園中等部・高等部
所在地:東京都世田谷区東玉川2-21-8
TEL:03-3727-6121
東急東横線・目黒線田園調布駅より徒歩8分
東急池上線雪が谷大塚駅より徒歩10分
ホームページ:https://www.chofu.ed.jp/
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