「北嶺中学校・高等学校」
中学・高等学校の先生に聞く！　中学受験帰国生入試レポート

2024年05月02日(木曜日)

地方都市から海外まで、どこからでも名門会の指導を受けることができる“本物”の双方向オンライン授業！　名門会Onlineは、海外在住の生徒様のうれしい志望校合格の報告を多数いただいております。
世界各国にいらっしゃる生徒様の夢の第一志望校合格に向けて燃え上がる名門会Online取材チームが難関校・名門校にお邪魔し、帰国生入試の気になる情報を直接リサーチしてお届けします！

北海道札幌市にあり、学習合宿型の青雲寮コースなどの少人数制できめの細かい学習サポート体制が整う完全中高一貫の男子校「北嶺中学校・高等学校」の谷地田校長先生にお話をお伺いしました！

＜写真：校舎外観＞

―「学習合宿型の青雲寮コース」

＜写真：青雲寮外観＞

東京大学や国公立大学医学部医学科などの難関大学を目指す生徒を対象とした「青雲寮コース」に合格した生徒は、学校に併設した「青雲寮」で寮生活をおくります。
寮では、学校教員による寮生限定の夜間講習や寮教諭による個別指導など、充実した学習サポートが受けられます。
学校に併設しているので、通学時間を考えることなく、勉強はもちろん、クラブ活動などにも時間を有効に使うことができるそうです。
高校３年生になると１人部屋が与えられます。受験に向けて集中できる環境で過ごせます。

＜写真：青雲寮高校３年生の寮室＞

＜写真：1日の疲れを癒すことができる青雲寮の大展望風呂＞

―「全員で取り組む経験」
「文武両道で心豊かな人間を形成する」という教育方針のもと、色々なことに“全員”で取り組んでいます。
柔道とラグビーを校技とし、個人の高い精神力の鍛錬やチームプレーの大切さを学びます。
週１回、柔道が時間割に組み込まれていて、卒業までには9割以上が柔道初段をとります。
また、中学１年生から高校２年生まではラグビーに取り組み、校内でラグビー大会も行われます。
年１回は全校登山も行われます。中学１年生は入学後、比較的低い山から挑戦し、ニセコ、アポイ、黒岳、そして北海道最高峰の旭岳へと喜びもつらさも皆で共有しながら登ります。
同校を一言で言うと、「アットホームで家庭的な雰囲気の学校」とのことです。
全員で同じことにチャレンジする機会が多いため、そのような学校の雰囲気がつくられているのかもしれません。6年間で培った絆は計り知れないと思いました。

＜写真：柔道に取り組む生徒たち＞

＜写真：ラグビーに取り組む生徒たち＞

―「北嶺ハーバードキャンプ」
探究型特別プロジェクトという特別活動では、3月に高校1年生全員がハーバード大学の「グローバルリーダー育成プログラム」に参加します。
中学３年と高校１年生は、その事前研修として「北嶺ハーバードキャンプ」に参加します。
１月に３日間、現役のハーバード大学生を学校に招待し、英語のみのコミュニケーションに挑戦します。
期間中はハーバード生も青雲寮に滞在して交流を図り、グローバルなコミュニケーション力を育む機会のひとつとなっています。
ほかにもマサチューセッツ工科大学や、JAXA、NASAを訪問したり、ニュージーランド語学研修も実施したりしています。
国内では、銀行員を招いて金融の勉強をし、学校の管理下で実際に投資の経験をします。
大学病院に行って貴重な医療ロボットのダビンチを見せてもらい、医師による講演を聞いたり、現役の医大生に具体的な研究内容を分かりやすく教えてもらったりすることもあります。クラシックコンサートやミュージカル鑑賞なども行っています。
多岐にわたる「本物」に触れる貴重な体験ができる学校です。

＜写真：ハーバード大学での英語プレゼンテーションの様子＞