「学校法人宝仙学園 順天堂大学系属理数インター中学校・高等学校」
中学・高等学校の先生に聞く! 中学受験帰国生入試レポート
カテゴリ : 中学受験, 中学受験帰国生入試レポート
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東京都中野区にあり、2024年に順天堂大学と系属校協定を締結した併設型中高一貫の共学校「学校法人宝仙学園 順天堂大学系属理数インター中学校・高等学校」で、入試広報部長の米澤先生にお話を伺ってまいりました!
<写真:校舎外観>
―「宝仙オリジナル教科、教科『理数インター』とは」
同校の特徴の一つに、中学1年から中学3年まで週に1時間行われる教科「理数インター」というオリジナルの授業があります。
既存の教科書を使わず、サイエンス教育やICT教育、グローバル教育の要素を取り入れた授業内容になっています。「答えのない学び」に取り組むことで、「理数的思考力」「コミュニケーション能力」「プレゼンテーション能力」を養っていきます。
今回は、実際に授業を見学させていただきました。
<写真:教科「理数インター」の授業の様子>
教科「理数インター」の授業のために設置されている教室「ICT1」で、「理想の宝仙祭について考える」というテーマの授業を行っていました。
「こんな宝仙祭はいやだ」というお題に対し、生徒各自がiPadで意見を投稿し、モニターに意見が映し出されます。担当教師が「こういう意見もあるね。ではそうならないようにするにはどう対策するのがいいのか?」と問いかけると、生徒からの意見がモニターに次々に増えていきました。意見に対して、自分はどう考えるべきか、問いに対してどのように考えていくのかを誘導されながら授業が進められていました。
自分の意見を書き込むべく、夢中になってiPadに打ち込んでいる生徒の姿が印象的でした。
前で意見の内容をまとめている先生とは別に、フォローの先生が生徒たちの近くで積極的にサポートしていました。
今回の授業は「理想の宝仙祭」についてでしたが、心理的にも安心安全な空間を構築し、アイデアを創造しやすく、かつ、生徒がより主体的に考えられるように、テーマはなるべく身近に感じるものを取り入れているとのことです。
<写真:教科「理数インター」の授業の様子。モニターに生徒の意見が次々と映し出されている。>
<写真:広報主任の米澤先生>
―「英語力を楽しみながら向上させる」
同校には、グローバルコース(以下GL)とAdvanced Learnerコース(以下AL)という習熟度別の2つの英語コースが設けられています。
GLは、中学校では、ネイティブ教員によって週7時間の授業が行われます(学年別)。各種検定試験の対応に向けたカリキュラムも実施しています。
高校では、ネイティブ教員の授業が週2時間から3時間、日本人教員の授業が週3時間から4時間(学年別)行われます。各種検定試験の対応と大学入試に向けた内容のカリキュラムで英語力をさらに深めます。
ALは、中学限定の英語取り出し授業です。ネイティブ教員の授業が週2時間から3時間、日本人教員の授業が週3時間から4時間(学年別)行われます。1年間の先取り授業で、英語力を体系的に仕上げます。
各コースとも、学年が上がるタイミングで途中合流が可能です。ALからGLへのコースアップを目指すことを英語学習のモチベーションにしている生徒もいるようです。
<写真:生徒と共に掘った井戸。生徒の憩いの場の中庭にある。>
―「自学自習の定着」
生徒自らが考え自主的に将来を切り開けるように、6年間を中学1年から2年の「基礎定着期」、中学3年から高校1年の「意識改革期」、高校2年から高校3年までの「自己実現期」に分けています。学習習慣の定着から自主学習の確立まで、生徒の自主性を伸ばす学習方法の構築を目指しています。
<写真:学習記録ノート「マイウェイ」>
「マイウェイ」という学習記録ノートは、月ごと、日ごとに細かに学習計画を書き込めるツールです。生徒が自分で学習スケジュールを立て、実際に達成できたかを振り返るために使われています。
生徒が記録した内容は教師がチェックし、生徒とのコーチングやコミュニケーションツールのひとつにしています。
<写真:学習記録ノート「マイウェイ」の内容>
高校3年の4月には、受験学年のスタートに際し、3泊4日の「春合宿」が行われます。
事前に合宿中の予定や目標を定め、4日間ホテルのバンケットルームなどの大広間に机を並べて、自学自習を行います。
事前に立てた予定と実際の進捗を振り返り、自分の学習スピードや自習の進め方など、受験期に向けて自分の「現状把握」をすることができるのだそうです。
学校名:学校法人宝仙学園 順天堂大学系属理数インター中学校・高等学校
所在地:東京都中野区中央2-28-3
TEL:03-3371-7103
都営大江戸線・東京メトロ丸の内線 中野坂上駅より徒歩5分
ホームページ:https://www.hosen.ed.jp/jhs/
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