2022年度 田中学園立命館慶祥小学校 合格 お母様インタビュー
我が家の合格体験談[CASE.2]

カテゴリ : 合格体験談, 合格速報, 学校情報, 小学校受験

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いよいよ開校を迎える田中学園立命館慶祥小学校。見事第1期生として合格をつかんだ名門会生の体験談をご紹介します。
今回は、年中で伸芽会に入会。札幌に転居されてからは名門会で小学校受験対策を継続された佐藤 空さん(仮名)のお母様にインタビュー。合格までの道のりを振り返っていただきました。


子供の成長を長い目で見守る一過程。
親も、小学校受験を機会に学ぶことができました。

田中学園立命館慶祥小学校 合格
佐藤 空さん(仮名) 札幌市内私立保育園出身

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○入会時期:〈リソー教育グループ 伸芽会入会〉5歳3カ月(池袋教室)
年中の3月に仕事の都合で札幌へ転勤。
〈名門会入会〉6歳2カ月(札幌駅前校)

○習いごと:保育時間内でのリトミック、体操、スイミング
○好きな遊び:読書、なわとび、鉄棒、ワミー、ごっこ遊び
○お子様の性格をひとことで言うと:穏やか

娘の個性を伸ばせる環境を…と考えたときに小学校受験が見えた。

Qいつから小学校受験を考えましたか?

意識し始めたのは年中の秋頃です。
次女の空は小さい頃から身の回りことに興味関心を示す子どもでした。道端で見た植物を自分で持っている花の図鑑で調べたり、あらかじめ買っておいた迷路やパズルのようなドリルを自分で引っ張り出して取り組んだり、そんなことが頻繁になりました。
親の立場で子どもを観察して、どういった子なのか、どういったところに興味を持つのか、何をしてあげればそれを受け止めたことになるのかということを考える中で、意欲を高められるような機会や、発表などの目標があれば、“自分の力を出して達成する”という体験を積めるのではないかと思い、そのような環境に恵まれた私立小学校への受験を考えようと思いました。
実は、小学校受験に向けて最初に行動し始めたのは夫でした。私も娘の目標の一つとして小学校受験という選択はどうかな…と思ってはいましたが、「こういった塾があるんだ」と調べ、探して、伸芽会の個別相談に申し込んだのは夫です。
それまで、どのように子どもを育てていきたいか、何を大切にしようとしているかを、改まって話す機会はなかったのですが、互いに同じような視点を持ち、“この子には大きな目標を持たせたらよいのではないか”と感じていたのだとそのときに気づきました。同じ目線で考えていて本当によかったと思います。

受験が終わった今、振り返ってみても、親が目線を合わせるということは大切だったと思います。受験対策も佳境になると「これも、これも、あれも!」と詰め込んでしまうのは仕方がないと思いますが、「ここまでやる必要があるのかな?」とどちらかが思ってしまうと、特に小学校受験は難しいのではないかなと思いますね。親が同じ方向を向いてないと、子どももどうしてよいのかわからなくなってしまいますから、やはり夫婦の考えが一致していることは大事です。
そして、もちろんその考えは「子どものために」という、それに尽きると思います。

興味関心があることには、どんどん取り組ませてあげたい。

Qご家庭での教育方針・子育てのお考えを教えてください。

大切にしていたことは3つあります。
一つは「自分自身で考えさせる」ということです。親はそれを手助けすることを基本方針としていました。
そして、娘が何かに取り組んで結果として上手くいかないときも「頑張りを認めて、その行動をきちんと褒める」ということ。
三つめは、娘の知的欲求「表現したいという欲求を満たしてあげる」ことです。
日頃から共感を持って意欲を受け止めて、子どもと向き合うということを大切にしています。

私の体感として、長女を育ててきた経験から「本人の興味関心があることをさせてあげることが一番伸びる」と感じていました。親主導で進めると、長く続かなかったり、家でも練習をしなかったり…。本人が楽しいと思って取り組むことが、お互いにとって幸せだなと実感しています。

サポートを受けて取り組むことの大切さに気づいた。

Q伸芽会・名門会に入会後、勉強への取り組みが変わったことは?

札幌に転居するまで伸芽会のお教室に通っていたことで、ペーパーや、行動観察で見られるところなど、基礎をかなり身につけられていたのだなという実感があります。札幌に3月に移りしばらく経った6月に名門会に来たときには、受講の間隔が若干空いたことで勉強もペースダウンしてしまっていました。本人の気持ちも切れてしまっていましたし、名門会の山岸先生にもきちんと続けることが大切とアドバイスを受けました。伸芽会で取り組んでいた春まで、家で勉強していた3カ月間、そして夏前に名門会に入会して…と結果としては波ができてしまいました。サポートされながら学習を進めているときと、サポートのないときでは、かなりの違いが出るという実感です。
伸芽会ではかなり細かいところまで徹底して指導を受けていたようでした。コロナ禍で授業を参観できなかったのですが、姿勢一つひとつ、また発言の仕方なども、かなり厳しく指導してもらっていたようです。それがなくなったことによる甘えといいますか、娘も“いわれていないときはしなくてよい”と気持ちが緩みがちになってしまっていました。
名門会で再び取り組み始めたとき、先生に「かなりペースが落ちています。もうちょっと真剣に取り組むことができるのではないか」と指摘を受けました。
そこで、“人として基本的に必要なことを一つずつ見直しながら、私たち親もちゃんと実践していく”という意識で、我が家の日々の生活をもう一度きちんと見直し、受験に向けて生活のペースを立て直そうと取り組みました。
思えば、札幌に来て3カ月ほど経ち、私たち親も緊張していた日々の生活が落ち着き一息ついたところでした。いろいろなことに慣れ始めることで、少しだらけていたと思います。もう一度そこから気を引き締め直しました。
受験へのペースが取り戻せたといいますか…本人の気持ちが明確に入ってきて、しっかり先生のお話しも聞き、落ち着いて取り組み、真剣に向き合えるという姿が見られるようになったのは、年長の夏の終わりごろだったと思います。

家族揃って屋外で四季を感じる体験が積めたのは夫のおかげ。

Qご家族で取り組まれたこと、また役割分担などはありましたか。

私たち家族も受験を機会に改めて学んだことはとても多かったです。入試の頻出という公共交通機関の乗り方やマナー、道を歩く際の交通のルールに始まって、他人に対してどうあるべきか…。困った人がいればちゃんと声をかけようとか、席を譲ろうとか、そういったことは入試にかかわらず子どもから大人まで社会生活で大切なことだと思いますが、日ごろからきちんと意識をしないと忘れがちですよね。娘の入学試験という機会を通してですが再認識でき、きちんとした大人であるべき、ということを見直すよい機会になりました。
夫は「協力」とは思っていないと思いますが、屋外活動・体験面でしょうか(笑)。もともと四季を感じながら外で体を動かしたり屋外活動したりすることが好きな人でした。娘たちが小さい頃から山登りに連れていったり、一緒に釣りに行ったり、スノーボードに連れて行ったり、夏は海に行って泳ぐとか、近くの区民プールで泳ぐとか…どこか連れて行かなくてもいいんですけれども(笑)。一緒に公園に行っては紅葉を見て葉っぱを拾ってきたり、自転車の練習に行ったりと、とにかく我が家では、家族揃って外に出て四季を楽しむということを毎週実践していました。
私はどちらかというとインドア派で、土日のどちらかは家でのんびりしていたのですが、夫はよく「もったいない! こんなによい気候、素敵な環境があるのに、それを享受しないのはもったいないぞ!」といって子どもたちを連れ出していましたから、それが我が家の行動パターンになっていました。そんな四季を感じる体験が沁みついているのは、夫の協力というか、夫の元々もっている素質のおかげだと思っています。私に「休んでいなよ」といってくれることもありましたが、基本的には「家族みんなで行動したい」と考えているようでしたし、私もそう思っています。
振り返ってみると、娘の受験勉強のためにやっていたというよりは、家族揃って行ってきたことが小さな体験の積み重ねとなって、空にとっては体験から自然に学べていた・身につけられていたことが多かったのかなと思います。

目先のことに一喜一憂せず、子どもの成長を長い目で見守ること。

Q受験で苦労したことと、その克服方法を教えてください。

終わって振り返ると、私たち親も学びながら・楽しみながら取り組めた受験でした。
実際に取り組んでいる日々で苦労したことは、“親の期待や親の思いを押し付けることなく、娘の成長を長い目で見守る”ということでしょうか。期待をもたないわけではないのですが、“こうなったらよいんじゃないか”ということを親の物差しで決めないこと。これがなかなか難しく、忍耐が必要でした。
そもそも子どもたちには、“好きなこと・将来進む道を自分で見つけて、それに向かって努力していって欲しい”と考えていましたので、「本人が見つける」そして「サポートする役割が親」というのが目指している姿だったのですが、いざそれを実践するとなるとすごく難しかったです。
例えば、伸び悩んでいるときにテストの結果を見れば「どうしてまた間違えているのかしら…」、行動観察でできなかったというコメントを見れば「どうしたのかしら?」と一喜一憂してしまいます。取り組みの過程で色々あったかもしれないのに、そこを見ずに結果だけを見て物をいいたくなってしまったり、感情で話したりしがちなのです。そこをぐっと堪えて「またこれができなかった!」「もう1回やりなさい!」「間違ってるっていったでしょ!」をいわないようにするということはとても難しかったです(笑)。
“今できなくても、いずれできるようになればよい”とは思えないことも多くて…長い目で見守るというのは難しいです。親は忍耐が必要です(笑)。
克服は、しっかりと本人と向き合って根本を正すということで解決していきました。
ただ、油断すると親の感情が沸き出てしまいますので、そのようなときは名門会の先生と一緒に、どこが原因なのか、難しいと感じているのかを探っていきました。
やはり小学校受験は、アドバイスを受けたり、相談できたりする人がいるかいないかは大きいと思います。客観的な目線があって、先生に言葉にしてもらったことで認識できたということがたくさんありましたし、取り組みを見直すきっかけになりました。
ほかには、体調・ペース管理です。入試は3回学校に行かなくてはいけませんが、間隔が空くなかで3回とも万全の状態で6歳の子を連れていくというのはかなり気を遣います。その週まるまる保育園を休むといったようなことをせず、楽しいと思っていることは続けたままいつもの生活を崩さず考査・面接を受けることも大変でした。

見失いがちだった受験の意味に気づけたのは、個別指導だからこそ。

Q名門会に入会してよかったことはなんでしたか?

名門会での10月ごろの面談で、先生にいっていただいた言葉がありまして…。
「停滞していたかなと思う時期からこうして持ち返して、今彼女なりの月齢なりの取り組みができて、きちんと身についてきているのはなぜだと思いますか?」と質問されたことがありました。先生は「空さんは素直だからです」といって、どうして素直な子は伸びるのかというお話しとともに、「素直な子は小学校受験のときだけじゃなく、その先も伸びるんですよ」といってくださいました。
わが子をそういった視点で見ていませんでしたので、改めて、娘が元々持っている素質・よい面に気付くことができたお話だったなと思っています。同様に夫もとても感銘を受けたようで、名門会から帰ってきて「小学校受験、やっておいてよかったよね」といっていました。
そして、このことをきっかけに、親の私たちも変わったと感じています。「小学校受験がダメだったとしても、今後の娘の成長につながっている」と気持ちを切り替えられるようになりました。
“目の前のことにとらわれて、長い目で見られなくなってしまう”という状態から抜け出せ、開眼することできたと思います。
これは、第三者、幼児教育のよき指導者の存在なくては不可能だったと思います。やはり家族だけでは煮詰まってしまいがちです。さまざまな局面でアドバイスをくださる先生がいないと、考え方をリセットすることは難しかったと思います。刻々と迫る入試に向かっている毎日のなかで「長い将来のまず一歩なんだ」と考えることができるようになったことはとても大きかったです。
名門会の先生は、多くのお子さんを指導してきた実績があるから、その子の良さを探して見極めることができるということかもしれませんが、「わが子の良さを・素質を見抜いてくださっている。そして認めてくださっている」ということが親として嬉しかったですし、個別の良さを強く感じるできごとでした。

何にも変え難い「家族一丸となって目標に向かった」という経験。

Q小学校受験を通して得たこと、受験を終えて思うことはなんですか?

小学校受験は、大切なことを見直して再認識をするとてもよいきっかけになりました。目標に向かって子どもがどういった姿勢で臨んでいくのかという過程を見ることができたことも、これから子どもと向き合っていく上での大きな経験になりました。
基本的なことを学んで身につけてしっかり土台をつくり、そこに入試のための勉強をしていくというかたちで進めていったと感じていますが、娘本人ができる限りの力を出してくれて、私たちもそれを精一杯サポートすることで、日々をきちんと振り返り改めて学ぶことができのだと思います。
ですから最後は「結果はどちらに傾いてもしょうがない」と思ったんですよね。
それだけ“受験対策をしながら基本を学ぶ”ということがすごく大事なことでした。目標に向かって家族が一つになって向かうという経験も、夫婦でどういった風に子どもを育てたいのか、何を大切に育てているのかを具体的に言葉に出して話し合う経験も…、結果がどうこうではなくてそんな経験を積めたことがすごく良い機会でした。
長女も妹の受験に多大に貢献してくれました。長女は本を読むことが好きなのですが、姉のそんな習慣を見て空も育っていますし、面白い本があると「面白いから読んでみたらいいよ」と空に勧めていましたので、空もどんどん読むようになって読書の習慣がつきました。家族で釣りに行くといった体験も、空1人ではなかなか行く気にならなかったのではないかと思います。長女は積極的でしたから、お姉ちゃんもいるし…ということで空も一緒についていったと思いますが、そんな環境づくりのおかげで、家族揃っての体験がどんどん定番になりました。
今回の受験で合格をいただき、さまざまなことが得られたのは、本人と親だけの力ではなく、長女、名門会の先生方、皆さんのおかげだと思っています。ありがとうございました。


小学校受験指導プロ教師 山岸先生に
田中学園立命館慶祥小 初年度受験指導の留意点を聞きました

名門会 札幌支社
小学校受験指導プロ教師

山岸 満利恵先生

合格実績:田中学園立命館慶祥小、雙葉小、学習院初等科、青山学院初等部、東京学芸大学附属世田谷小、お茶の水女子大学附属小、北海道教育大学附属札幌小 他

田中学園立命館慶祥小学校は開校が発表されてから道内外から注目されていました。入試には、道内からの受験生ばかりではなく、道外からの子ども、インターナショナルスクールの子どもたちも集まるであろうことを想定して、全国の私立名門小学校で競うことができるレベルを目標に指導していきました。名門会での授業は、同じリソー教育グループの小学校受験指導 伸芽会のハイレベルなテキストを使用しましたので、安心して進めることができたと感じています。
また、一人ひとりの発達状況をみながらの指導は、個別指導という利点を十分に活かせたかと思います。東京での小学校受験指導経験を基に、合格するために必要な「チャレンジする素直な心、立ち振る舞い、お話しの仕方、考え続ける力」などを、お子様に寄り添いながら育み、楽しく授業を進めました。
面接練習は、ご家庭が元々お持ちのお考えや体験から得たことを、面接官に伝えやすくなるようサポートすることに留意しました。保護者様が当初伝えようと思っていなかったことが、実は面接官には伝わりやすいことだったというケースもありました。
ご家庭が色々な情報に惑わされることなく、親子で「よい受験だった」と思っていただけるような、丁寧な授業とコミュニケーションを日々心がけ、ご家庭、教師、名門会の教務担任が一丸となってチームワークで初年度入試対策に取り組めたと思います。


●2022年度入試 田中学園立命館慶祥小学校 我が家の合格体験談[CASE.1]を読む≫

インタビュー:F.M

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