東邦大医学部推薦入試の必勝法を名門会津田沼駅前校の西田先生にお聞きしました
カテゴリ : 医学部受験, 津田沼駅前校レポート
年々難化する医学部入試。しかし、推薦入試は事前準備をしっかり行えば、合格率を飛躍的に上げることができることをご存知でしょうか?
本日は、名門会津田沼駅前校で医学部推薦入試の指導に携わっており、2年連続東邦大の医学部推薦入試で合格者を出していらっしゃる西田裕己先生に、「推薦入試に受かるための必勝法」をお聞きしました。
[西田裕己 先生]
1.推薦入試に向けた準備は必要か?
はい。準備しない限り合格はあり得ません。例えば、東邦大医学部の推薦問題に「かばんに荷物を詰める段取りを、理由も含めて説明しなさい」とか「250字の文章を読み地図を完成させなさい」など変わった問題が出題されております。事前にその学校に合わせたトレーニングを行っていないと、解きづらい問題が毎年出題されます。そのため、推薦対策をせずに、合格はあり得ません。
準備ですが、遅くとも半年前からはスタートさせます。ただ、現役生は、1学期は学校行事なども多くあるため、夏休みまでは隔週で、夏休みからは毎週、推薦に向けた授業を行います。
2.最初に行うべきこと
まず「なぜ医師になりたいか?」を明確にさせます。「両親が医師だから」とか「人の為に役にたちたい」とかの浅い内容では、現役の医師である面接官には見透かされてしまいます。そこで、私の授業では何度も自己分析してもらい、さらに生徒さんに対して色々な質問をする対話形式の授業を行うことによって、「なぜ医師になりたいか?」を自分自身で導かせるようにしています。これが終了するまでだいたい2~3カ月かかります。これで、小論文と面接の軸が決まり、いよいよ小論文と、面接の本格的対策に入ることができます。
3.小論文と面接
どこの推薦入試にも、小論文と面接が必ず課されております。ここで必要なことは2つ。1つは、小論文の型を身につけること。2つめは、臨機応変に対応できる力を身につけることです。
1つめの、型については、私が持っている良く書けた小論文を書写してもらいます。これを何回か行うことによって身につけることが出来ます。
2つめの、臨機応変に対応できる力を身につける為には、幅広い知識が必要です。例えば「出生率の変化」や「公的医療保険」など、どちらかと言うと社会科に近い内容の知識が必要です。普段、理系科目や英語ばかりやっていると、なかなかこのような知識を身につける時間はないものです。このような題材を授業中に扱い、それを生徒に質問し、自分の意見を述べさせます。これにより、どのような質問が来ても臨機応変に対応できる力を身につけさせることが出来るわけです。
4.推薦対策のもう一つの効用
推薦対策を早くスタートすると、先にも述べたように「なぜ医師になりたいか?」を早いうちに自分で導きだせます。その結果、医師になる覚悟が決まり、勉強に対するモチベーションが急激にアップします。これも推薦対策の効用のひとつと言ってもよいのではないでしょうか?
いかがだったでしょうか?
推薦入試突破のためには、推薦入試のための対策が必要であること。そしてそれを早くスタートさせること。言葉にしてしまうと当たり前のようですが、その当たり前を実践するのは本当に難しいことです。
2年連続の合格も、西田先生の指導はもちろんのこと、生徒自身やご家族の皆様の努力があってのこと。皆様本当におめでとうございました!
名門会では西田先生をはじめ、医学部合格実績豊富なプロ教師、医学部受験に精通した教務社員が多数おります。もし本気で医学部推薦入試をお考えでしたら、ぜひ一度名門会にご相談ください。