受験においてママ友つながりは要注意!『成功するママと残念なママ』
カテゴリ : 中学受験
いよいよ中学受験が近づき、併願校を決めて過去問演習を中心に「ツメの勉強」に入ってきました。
早いところでは、千葉・茨城エリアで12月に行われる「第一志望入試」を皮切りに受験モードへ突入。以後はピークとなる2月に向けてどんどんヒートアップしていきます。
そして、中学受験生をもつ保護者の方々が気をつけなければならないことも、今後どんどん増えていきます。
その中でも今回は、特に「人の話に感化されやすいお母さん」に向けて、こういう時期だからこそご注意いただきたいことを、少しお話しさせていただこうと思います。
中学受験をすることを決めてからの数年間というもの、お子さんと二人三脚で受験勉強を頑張ってきたお母さん。あなたは、不安な気持ちを解消するために、同じ想いで頑張っているお母さん同士で「つるんでランチ」をしたりしていませんか?
「No!」なら受験ママとして心配はありません。
「Yes!」だと、今の時期は少し気をつけなければなりません。
進学塾の周りのファミレスに入ると、必ずと言っていいほど、“ママ友”らしき集団を目撃します。受験の大変さや勉強内容などの話をママ友同士で共有して、それが「息抜きになっている」お母さんが多いのは事実でしょう。
しかし、実はこのママ友つながりが“受験の命取り”になるということを、あなたは知っていましたか?
受験結果を見ると、お母さんに友達依存度が強い傾向があるお子さんの受験は、残念な結果となるケースが多いのです。
ですから、ママ友同士の情報交換も、小6のこの時期くらいからは敢えて避けた方が賢明です。
別に「絶交しなさい」というわけではありません。ベタベタ毎日のようにくっついて一緒にいるのではなく、適度な距離感を保った方が良いということです。
ママ友同士のネットワークは、一見良い情報やトピックスが得られるように思えますが、本当に我が子に有利な情報は、たとえ友人といえどもライバルには隠したくなるのが人情というものです。一方で、ライバルの気持ちが揺らぐような悪い情報は自制していてもつい言葉に出てしまうものです。
不安を解消したいからママ友が形成されているのに、逆に不安が募り、我が子の受験に悪影響を及ぼしてしまう・・・受験情報ソースが「ママ友ランチ」というお母さん、本当に要注意です!
思い出してみてください、我が子の中学受験のきっかけを。「この学校にいきたい」「この学校に行かせたい」という家庭内での強い思いがあるからこそ、これまで頑張ってこられたのではないでしょうか?
「いや、ママ友の支えも大きかった」という方も忘れてはいけません、仲の良いママ友も最後はライバルです。これから受験までの数ヶ月は、「自分は自分」「唯我独尊」の精神力、「我が子を信じて自分の力だけで応援する」しかありません。
どうしても人に相談したいなら、受験を終えて中学に進学した子供を持つ「先輩ママ」を頼りましょう。「自分の受験の時はこうだったよ」など、第三者的なアドバイスをもらえて参考になるはずです。
とにかく、ママ友情報で受験校を変えたりするような『残念なママ』には絶対にならないようにしてください。
成績が伸び、テストで常に上位にいる生徒のお母さんは、子育ての方針や受験のさせ方をしっかり持っているはずです。この時期にあえて「悪い情報」を聞く必要などありません。
これまでの自分を信じて、あとは我が子に「風邪をひかせない」「最高のコンディションで受験をさせてあげるには?」そのことだけを考えて行動してください。
文責 T.K.