「玉川学園 中学部・高等部(IBプログラム)」
中学・高等学校の先生に聞く! 中学受験帰国生入試レポート
カテゴリ : 中学受験, 中学受験帰国生入試レポート
地方都市から海外まで、どこからでも名門会の指導を受けることができる“本物”の双方向オンライン授業! 名門会Onlineは、海外在住の生徒様のうれしい志望校合格の報告を多数いただいております。
世界各国にいらっしゃる生徒様の夢の第一志望校合格に向けて燃え上がる名門会Online取材チームが難関校・名門校にお邪魔し、帰国生入試の気になる情報を直接リサーチしてお届けします!
東京都町田市にある、中高一貫の共学校「玉川学園 中学部・高等部」は、国際水準の教育によって次世代のリーダーの育成を目指しています。2014年には第1期スーパーグローバルハイスクール(SGH)に指定され、現在もスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定校として活動しています。2007年からは国際バカロレア(IB)のプログラムをスタートし、現在はMYP、DPの認定校として、国際社会で活躍する生徒の育成を目指しています。今回は、IBプログラムをご担当されている飯塚先生にお話をお伺いしてまいりました!
<写真:校舎外観>
―「玉川学園と国際バカロレアの目指す教育」
玉川学園では「全人教育」を教育理念とし、人間形成には「真・善・美・聖・健・富」の6つの価値を調和的に創造することを教育の理想としています。その理想の実現のため12の教育信条を掲げています。
玉川学園の「12の教育信条」と国際バカロレア(以下IB)の掲げている「IB Learner Profile」という学習者像は通ずるところが多いとのことです。
「12の教育信条」と「IB Learner Profile」の2つの要素を合わせた玉川学園のIBプログラムを通して、世界を舞台に活躍する真のグローバルリーダーの育成を目指しています。
玉川学園のIBクラスは各学年2クラスずつあり、授業は15名から20名の少人数制で行われます。英語、数学、社会、理科、美術の授業はオールイングリッシュで学びます。
IBクラスは小学校6年生から高校3年生までの7年間を通して、教科を横断した多面的な視野、考え方を段階的に学んでいきます。
小学校6年生から高校1年生までの期間を「Middle Years Programme」(以下MYP)、高校2年から高校3年は、IBの最終段階となる「Diploma Programme」(以下DP)となります。
同校は2009年3月MYP認定、2010年7月にDPの認定を受けています。
2024年現在国内のDP認定校は 69校となっており、そのうち完全な英語でDPを行っている日本の一条校は関東には同校含めて2校しかありません。
同校のIBは、日本の学習指導要領に従ったものとなっています。そのため、7年間のIBプログラム修了時には、玉川学園卒業生として日本の一条校の卒業資格とDPの修了資格を同時に取得できます。
さらに、国際バカロレア最終試験で所定の成績を収め、IBディプロマ資格を取得することで海外大学を含む進学の選択肢を大きく広げることができます。
<写真:図書館としての機能を担うMMRC(Multi Media Resources Center)内で行われているIB生の授業のようす>
―「世界の学校との活動」
「ラウンドスクエア」は、「国際理解」「民主主義の精神」「環境問題に対する意識」「冒険心」「リーダーシップ」「奉仕の精神」を教育理念として掲げている私立学校連盟です。
世界で44か国、約240校の学校が加盟しています。同校はその日本初の加盟校です。
10月に行われる「ラウンドスクエア国際大会」では、世界各国の加盟校から高校生が集まり環境や国際問題などをテーマに国際会議を行います。
国際会議の他、ラウンドスクエアでは、発展途上国での地域社会のための実践的な活動にも取り組み、多くの生徒たちが主体的に未来を築くための視点、考え方をもって活動しています。
ラウンドスクエア国際大会へは、高校生が対象となり、レポートやプレゼンテーションなどでオーディションを行いメンバーとして選抜されます。
また、毎年4月には中学生を対象としたジュニア会議も開催されており、同校では中学校3年生が参加しています。
<写真:廊下には生徒の作品が多く展示されている>
―「考え方を問う学び」
「Theory Of Knowledge・知の理論」(以下TOK)は、すべてのDP科目に必要な「批判的思考力」に取り組む哲学のような科目です。
「知る」ためのプロセスを探究し、批判的に考える力を養うためにディスカッションや分析を繰り返し行うことで、頭の中を整理整頓していきます。
前述の通り、同校は完全な英語でのDPとなっているため、TOKもオールイングリッシュで行われています。
TOKの授業だけでなく、IBには教員、生徒ともに多様なバッググラウンドをもった人が多いとのことです。
多様な考えをもつ集まりの中で、自分の中の常識が当たり前でないことに気づき、それを認め、受け入れながら自分の考えを発信します。これにより、将来において国際的に活躍する人材に必要な素養を日々の学校生活の中で自然と身につけていけるとのことです。
<写真:飯塚先生>
学校名:玉川学園 中学部・高等部
所在地:東京都町田市玉川学園6-1-1
TEL:042-739-8601(IBプログラム)
小田急線 玉川学園前駅より徒歩3分
(校舎へは正門より徒歩15分)
ホームページ:https://www.tamagawa.jp/academy/
ご相談は名門会Onlineホームページ お問い合わせフォームから承ります。
どんなご相談でも構いませんので、お気軽にご連絡ください。
入試情報等についてのご相談はこちらから