「新中1生 勉強のポイント」 ~広島開催 中学入学準備セミナーより

カテゴリ : 中学受験, 開催レポート, 高校受験

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2月9日(土)広島支社で開催いたしました「中学入学準備セミナー」のダイジェストレポートから、入学式を目前に控えた新入生の皆さんに、今一度入学後の勉強のポイントをご紹介したいと思います。ご参考になれば幸いです。

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■中学合格おめでとう! いざ、新しい夢に向かってスタート!(広島支社 教務責任者 大槻文彦)

中学入試を終え、「これからが本番」という意味を考える。

私立中学校の良さは色々ありますが、やはり一番のメリットは“大学受験に有利”ということが挙げられると思います。公立中学校へ進んで、高校受験・大学受験を経て入学する大学よりも、よい大学(いわゆる難関大)に行ける可能性が高くなる――これが、皆さん頑張って中学受験をした理由の一つだったのではないでしょうか?

私立中学校では、より速く・よりレベルの高い勉強を教えてくれます。その結果、5月頃に行なわれる入学後の最初のテストで、成績の「二極化」が始まります。

成績の「二極化」とは、“できる生徒の集団”と、“遅れを取る生徒の集団“に分かれる ということです。

この二極化は、夏休み明け~学年末に向けてさらに大きくなっていきます。さらに、中1の春に分かれた「上位集団」と「下位集団」はその後中学の3年間、または高校までの6年間に渡り、入れ変わらないとさえいわれているのです。

首都圏の某有名中学校の校長先生もおっしゃっていましたが、“入学試験の順位は、卒業時の成績順位とあまり相関性がなく、むしろ中1の学年末の成績の方が、6年後の卒業時の成績と関係が深い”のだそうです。

つまり、トップで合格した子がずっとトップとは限らず、繰り上げ合格だった子がグングン成績を伸ばすことも珍しくない。しかし、中1の最終成績は、その後の6年間変わりにくいということです。

中には、憧れの中学に合格したのに下位集団に入ってしまい、勉強・授業がつまらない、ついには学校に行きたくない…となって『どこか転校できる学校はないですか?』とご相談に来られる保護者様もいらっしゃいました。何年もがんばって、ときには泣きながら勉強して、合格をつかんだ中学校なのに、“あの受験勉強は何だったのだろう…”と、こちらも悲しくなってしまいました。

進学した中学校で、トップ集団に入れるようにしてあげる、部活と両立して学園生活を謳歌できるようにしてあげる、この中学校に入って本当に良かったと思えるようにしてあげることは、厳しい受験勉強をともに闘ってきた我々名門会の責任であり、保護者様の責任でもあると思います。少なくとも皆さんがトップ集団に入れるまで、我々はしっかりフォローします! 中学合格は決してゴールではなく、これからが本当のスタートです。

■中学英語の勉強で、一番大切なポイントとは?(英語科:岡田貞和先生)

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Q1. 今後の英語学習はどうなっていくのか?

2021年から実施される「共通テスト」が近づいてきました。特に英語は、「4技能(読む・書く・聞く・話す)」の重視や、民間の検定試験の利用など大きな変更が取りあげられていますが、具体的にどんな試験になり、その為に今の中学生は何を学ばなければならないのか…という実像が中々見えてこないのが現状ではないでしょうか。中学・高校の学校側もまだはっきりした姿を掴めず、その為に、今まで通りの文法中心の授業に会話や英作文を“積み増した”授業を行おうとしているのが実態のようです。つまり、生徒にとっては勉強の課題が“積み増される”わけです。

Q2. 広島学院中・ノートルダム清心中・修道中が採択している「NEW TREASURE」「PROGRESS」とは?

学校名 ノートルダム清心 広島学院・修道 広島なぎさ・広島女学院・広島城北
採択教科書 PROGRESS NEW TREASURE 新中問
特徴
①収録単語数約三千語。検定教科書の3倍
②中2の終わりから高校内容スタート
③高1の終わりには大学入試に対応した文法力を身につけさせる
検定教科書併用して学習内容の高度化を図っている。圧倒的な文法事項と単語量あり

Q3.英語でトップの成績を取る方法とは?

では、どうすればこの高いハードルを越えて、トップの成績が取れるでしょうか。その答えは簡単です。
まず、予習中心の勉強を行い、学校の授業を「復習」として利用すればいいのです。
特に今、中学受験後の時間をしっかり使って、入学準備を行いましょう。「予習」を貯金して学校のスタートに臨むのです。自力で調べて予習するのはかなり困難ですし、効率も上がらないでしょう。予習は、分かる人に教えてもらったほうが圧倒的に効率的です。

それから、「聞く」「話す」「読む」そして「書く」の所謂4技能を意識して、それに対応したトレーニングを日々の勉強に組み込んで下さい。そのためには、毎日欠かさず英語を学習することが大切です。

■中学数学の勉強で、一番大切なポイントとは?(数学科:吉田英樹先生)

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Q1. 広島学院中・ノートルダム清心中・修道中が採択している『体系数学』とは?

特徴1:中高一貫校用に開発した検定外教科書
全体が1~5まであり、そのうち1、2は代数編と幾何編に分かれており、中2までで4分冊になっています。また、本体に準拠した参考書や難易度別(標準・発展など)の問題集とセットにして使用されるのが一般的です。

特徴2:授業スピードの速さと証明問題への対応
(例)中1で使う「体系数学1 代数編」
方程式→連立方程式→比例・反比例→不等式→連立不等式(高1内容)と進んでいきます。速さだけでなく、早い段階から「証明」が要求されるなど難易度も高く設定されています。また、別冊の問題集のレベルによっては、大学入試のエッセンスに触れるような問題も収録されています。

Q2. 数学の学習のポイント

答えが合ってさえいればよかった算数とは違い、答えよりもそこに到る道筋が重視されるのが数学だということをまず理解しなければなりません。
【幾何編 ポイント】(図形問題)
定義や図形の性質をしっかり理解し、暗記する必要があります。また、そのためには、実際に手を動かして解いてみることがとても大切です。実際の大学入試では、証明問題など、途中過程を細かく見られますが、最初から完璧な解答が書ける人はいません。何度も何度も間違え、書き直していくことで、良い答案が書けるようになるのです。

【代数編 ポイント】(方程式・不等式・整数)
日頃から効率の良い計算法を追求する(計算の順番を変える、因数分解など)姿勢を持ってください。また、式変形の途中過程をきちんと残すようにする(途中過程を細かく見られる)ことも普段から心がけて下さい。

Q3. 数学でトップを取る方法

やはり、学校の予習をすることが一番です。
中学の授業が始まるまでに、「準備講座」で予習を貯め込んでおきましょう。それが、トップをとるための大切な財産になります。
そして反復練習をして、覚えるべきことは覚え、計算も十分練習しておくことが大切です。定期試験後に「分かっていたのに正解できなかった」と嘆く生徒さんが少なくありません。計算力は、当然ながら数学の大事な要素です。日頃から計算力を養っておくことも忘れてはいけません。

Q4. 中学の数学 総括

□苦手単元を作らない。⇒学校の授業の予習をしておいて、余裕をもって演習する。
□毎日練習。⇒算数が得意であっても練習しないと数学は身につかない。
□ミスをしない速さを見つける。⇒大学受験を見据えて確かな計算力が必要!
□数学の楽しみ方は。⇒正解できることが数学の最大の楽しみだと思います。


憧れの学校の入学式も目前になりました。中学校の授業は、始まると一気に進んでいきます。
これから始める中学校生活に、期待と不安が半分ずつ入り混じったような気持ちでいることでしょう。
春休み〜1学期の期間は、非常に貴重な時間です。毎日、計画的な勉強が出来ていますか? 学習計画や目標設定は終わっていますか? 困っていることや相談してみたいことがありましたら、お気軽に電話やメールフォームにてお問合せください。

[文責:H.O]

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