志望校合格後、入学までの勉強(中学準備講座等)の重要性

カテゴリ : 中学受験

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いよいよ中学受験が目前となってきました。受験生の皆さん、この年末年始こそ勝負どころ。夢の第一志望校合格に向けて、悔いの残らない勉強をしてください。名門会は頑張る受験生を最後まで応援しています。

さて、少し気が早いかもしれませんが、今回は見事志望校に合格した後、入学までの勉強の重要性について、お話をさせていただこうと思います。

 

■受験で身につけた『勉強習慣』という貴重な財産を春休みに“増やす“

受験直前期は、これまでの受験生活を振り返ることが多くなるものです。
たとえば、最近になって、親子間でこんな話が良く出てこないでしょうか?

  • そもそも、どうして中学受験をすると決めたのか?
  • 何を目標にして受験勉強をしてきたのか?

理由は人それぞれで、一つに絞れるものではないでしょうが、「中学入学自体が最終ゴールではなく、その先にある目標達成のために、志望校に行く必要があるから」ということは、多くの人で共通しているはずです。

受験勉強を開始した当時を思い出してみてください。勉強習慣は全く身についておらず、毎日の勉強が苦痛で、1日10分ももたなかった人も少なくなかったでしょう。

それが受験直前の今では、毎日数時間の勉強は当たり前。1日12時間の勉強だって苦ではないという人もたくさんいるはずです。

受験勉強をしていなければ、今も変わらず勉強が苦痛だったかも知れませんね。この差は、今後の人生を考えた時、本当に大きなものです。

何故なら、志望校への合格が人生のゴールではない以上、勉強は中学、高校、大学、そして社会に出てからも、一生続けていく必要があるからです。

これからの人生で、常に「勉強して当たり前」という感覚で物事に取り組めることは、何事においても人より優位なスタートラインに立っていることを意味します。受験を通して人生における大切な財産を手に入れたと言っても過言ではありません。

でも、喜んでばかりもいられません。そんな“人生の財産”である勉強習慣は、少しサボるだけで、すぐになくなってしまうからです。

関東では中学入試から中学入学まで大体2カ月半、関西では3カ月ものインターバルがあります。その間、開放感にとらわれて遊んでしまえば、すっかり受験前に逆戻り。

せっかくの財産を増やせるか、無くしてしまうか。中学入学後の最初のテストに向けて春休みにどれだけ勉強できるかで、受験のために何年間も頑張ってきたことの価値が変わってくるのです。

 

■中学入学前に何を勉強しておくべきか?

それでは、中学入学までの間、いったい何を勉強すれば良いでしょうか?

それは何と言っても入学する中学校の授業の「先取り学習」です。先取り学習は、受験勉強に比べれば本当に楽です。受験前は、意地悪な難問に対してかじりついていた訳ですが、先取り学習はあくまで「予習」なのですから。中学に入った後のことを考えて、楽しんで取り組んでいただければと思います。

一点注意したいておきたいのが、進学塾・学習塾で開講される「中学準備講座」では、必ずしも学校の授業の「先取り」をしてくれない場合があるということです。

たとえば英語は、専用テキストで「Be動詞」と「一般動詞」までをやって終わり。数学も、「正負の数」・「文字式」・「一次方程式」までをやって終わり。そんなところが少なくありません。実際には、入学後に使われるテキストや学校のシラバスに沿って先取りをする必要があるわけで、勉強習慣の維持には役に立っても、実際の成績には直結しない場合があります。

これからは、学校のテストで点数を取る事が、大学入試で有利に働くように大学入試のシステムも大きく変化しています。また、中学によっては入学式翌日に宿題範囲からテスト(クラス分け)を行う学校が少なくありません。

せっかくの入学までの貴重な3ヶ月間です。進学塾・学習塾で「中学準備講座」を受講する際は、その内容もしっかり吟味して決めてください。

 

■中学での勝負は「予習貯金」が通用しないレベルであることを忘れずに

中学受験で勉強した内容のうち、中学校の勉強にも役立つものがあり、それを「予習貯金」といいます。

数学で言えば、順列や組合せを「P」や「C」を使って解くような中学受験生もいるわけですが、中学でも樹形図でしか履修しませんので、この場合は高校生の内容まで先取りをしていたことになります。

この例に限らず、大体の難関中の合格者は中学数学の大半をひと通りおさえている場合が多く、
最初のうちは“何もしなくても中学の勉強についていける”生徒が大半です。

しかしそこが落とし穴。学校の授業や、小テストの点数だけをみて「自分は難関校でも算数(数学)ができる」とタカをくくってしまい、しっかりと勉強を重ねている生徒との差が広がっている事に、定期テストが終わって順位が発表されてようやく気付く場合があります。

勉強が出来るか否かの指標はあくまで“順位”です。みんな勉強ができて当たり前の難関校でそれを決定づけるのは、「予習貯金」に該当する部分も、そうでないも部分含め、中学の勉強で必要なことをしっかりとやっているか否かです。

中学でも上位の成績を維持し、志望する高校、大学へと進んでいくためには、「予約貯金」にあぐらをかかず、より先を見据えた勉強が必要になることを忘れないでください。


もし、先取り学習で必要なテキスト、シラバス等について、何か聞いてみたいことがあれば、ぜひお気軽に名門会までご連絡下さい。入学予定の中学に先に入学した先輩達のことも踏まえながら、くわしくお話させていただきます。

 

文責 S.H.

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