「文教大学付属中学校付属高等学校」
中学・高等学校の先生に聞く！　中学受験帰国生入試レポート

2024年10月11日(金曜日)

地方都市から海外まで、どこからでも名門会の指導を受けることができる“本物”の双方向オンライン授業！　名門会Onlineは、海外在住の生徒様のうれしい志望校合格の報告を多数いただいております。
世界各国にいらっしゃる生徒様の夢の第一志望校合格に向けて燃え上がる名門会Online取材チームが難関校・名門校にお邪魔し、帰国生入試の気になる情報を直接リサーチしてお届けします！

東京都品川区にあり、文教大学の付属校で「人間愛」を建学の精神とする共学校の「文教大学付属中学校付属高等学校」で、五十嵐教頭先生にお話をお伺いしてまいりました！

＜写真：正門外観＞

―「挑戦してみたいテーマを探究　クリエイティブチャレンジ」
総合的な学習／探究の時間の一環として、自律協働型プロジェクト「クリエイティブチャレンジ」という探究学習が、中学１年生から高校２年生までを対象に行われています。
中学1年生・中学2年生では、自立心と社会性を学び、本格的な「探究」に向けての準備をします。
中学3年生から高校3年生までは、年間を通じて縦割りのグループで活動をします。年度の始めに「解決したい」「力になりたい」「挑戦してみたい」分野を自ら決定します。それを集約してグループ分けをし、さらに取り組みたいテーマが近い生徒4～5人でチームを作ります。
テーマに関する下調べや外部へのインタビューなども生徒たちが主体的に進めていきます。学校が定める進め方の型は特に設けていないので、それぞれのグループが個性を発揮し自発的に進めています。
クリエイティブチャレンジの成果は、１月に行われる「探究祭」にて、ポスターセッション形式やプレゼンテーションスライドを用いて発表します。
発表者と聴衆の生徒が、お互いの気づきや学びを共有できるよい機会となっているそうです。

＜写真：EAST PORT（東棟）吹き抜け＞

＜写真：舟底をイメージしたアーチが美しいロータスホール（講堂）＞

―「世界に貢献できる人物の育成　グローバルコンピテンスプログラム（GCP）」
グローバルコンピテンスプログラム（GCP）は、中学1年生から高校1年生を対象とした、グローバル社会で生きていくうえで必要なスキルや知識、生きる姿勢や価値観を養う授業です。
外国人講師と日本人教員のティーム・ティーチング形式で、原則英語のみを使用して行われます。
学年ごとに定められたテーマについて考え、意見の共有や調べ学習を通してプレゼンテーションなどを行います。
中学２年生は「何を食べたいか」など、身近なテーマから始まり、学年が上がるごとにより社会的なテーマに取り組み、世界に貢献できる人物の育成をめざします。

＜写真：グローバル教育推進室の様子＞

―「希望進路の実現に向けた　キャリア教育」
文教キャリア教育プロジェクトでは、中高６年間で生徒の成長に合わせてさまざまな進路行事を行っています。社会とのかかわり方や自分の興味関心を知ってもらい、具体的な希望進路の決定に導きます。
大学体験授業では、付属校である文教大学の講師を招き、同大学のいろいろな学部でどのようなことを学ぶかを体験することができます。過去の教育学部の体験では、「音楽を用いて子どもの成長を学ぼう」という授業が行われたそうです。文教大学に限らず、他大学の体験授業も行っています。
社会人講演会では、卒業生や学校にゆかりのある社会人を招き、さまざまな職業について講演をしてもらい、生徒の多様な進路への可能性を広げています。

＜写真：五十嵐教頭先生＞