「公文国際学園中等部・高等部」
中学・高等学校の先生に聞く! 中学受験帰国生入試レポート
カテゴリ : 中学受験, 中学受験帰国生入試レポート
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世界各国にいらっしゃる生徒様の夢の第一志望校合格に向けて燃え上がる名門会Online取材チームが難関校・名門校にお邪魔し、帰国生入試の気になる情報を直接リサーチしてお届けします!
神奈川県横浜市にあり、国際社会で活躍できる人材の育成を教育目標として掲げ、模擬国連や校外研修にも力を入れている中高一貫の共学校「公文国際学園中等部・高等部」で、安井先生にお話をお伺いしてまいりました!
<写真:校舎外観>
―「教育の三本柱のひとつ 寮生活」
公文国際学園は、教育の三本柱として「学校」「公文式」「寮」を掲げています。
寮では、中学生は19:45~21:50に集団学習を行います。高校生は19:30~22:30に自主学習を日課として行います。これらを「学習タイム」と定め、学習習慣を根付かせています。
寮内には自室の他、寮内学習室、校内の自習スペースなどさまざまな学習環境があり、個々に集中できる環境で学習することができます。
また、同校の寮は学校につながっており、通学時間ゼロ分です。
中学1、2年生は4人部屋で、中学3年生から個室となります。
寮生活中の売店での購買状況や食事の摂取状況などは、登録カードのシステムを用いて保護者と情報共有をすることができます。食べている物に偏りがないかを見ることができます。
中学1年の4月~7月または9月~12月の2回のタイミングで、約4ヶ月間の「寮体験プログラム」(希望制)が用意されています。
通学の生徒もこのプログラムの利用により、学習習慣の定着と親元を離れることで生活面での成長を感じることができます。
寮体験プログラムを経て、学年はじめのタイミングで通学から寮生活に切り替える生徒もいるようです。
<写真:男子寮「えんじゅ」外観>
―「グローバルリーダーを育てる 日本文化体験」
同校では学年ごとに、段階別に生徒の知的好奇心を刺激しながら主体的に深く学ぶ姿勢を育てるという目的で、多くの学校行事が設けられています。
中学2~3年生を対象に行われる「日本文化体験」は、生徒が主体となり企画を作るところからはじまる体験宿泊行事です。
中学2年の後期に4人のグループを組み、予算8万円以内、3泊4日で「本物の日本文化を体験する企画」の作成を始めます。
クラス内でのプレゼンテーションから学年集会でのプレゼンテーションを経て、最終的に6コースが決定します。
この内容をもとに旅行業者と交渉して、具体的なツアー内容が決まります。
実際の旅行では、それぞれのコースを実体験することで、さらに新たな発見や疑問点が見つかります。その気づきや疑問を夜のミーティングで共有し話し合います。
学校に戻ってからは個々に論文レポートの作成を行います。
「日本文化体験」は、日本の文化や歴史の理解を深めるだけでなく、資料作成やプレゼンテーションの経験、そして課題設定や問題解決能力といった社会で必要とされる力を育んでいます。
この体験は、高校2年生の「総合学習」で行われる、海外研修や国内研修などで生かされていきます。例えば、海外研修で現地の友達ができたときに自分の国の紹介をする際に役立っています。
※狭義の「日本文化」というテーマにとどまらない学びをめざし、日本文化体験は2024年度から「日本探究」となります。また2025年度より、高校2年生の海外研修は、行き先を変更して「世界探究」となります(高校1年生で実施)。
<写真:広大なグラウンド>
―「Re-Day」
2024年に新たに創設された「Re-Day」は、「自ら学び、考え、判断し、行動する」力を養う取り組みです。
年4回の定期試験をなくし、年間12回程度日々の学習を振り返り、改善し、発展させていく日を設けています。
定期試験があった時より、普段からの学習や課題が大変という生徒も中にはいるようですが、同校が大切にしている「主体性」を伸ばし、日頃の学習の取り組みに対する意欲をあげています。
<写真:通学生も昼休に利用できるよう充分に席が用意された食堂>
学校名:公文国際学園中等部・高等部
所在地:神奈川県横浜市戸塚区小雀町777
TEL:045-853-8200
JR東海道線 大船駅より直通バス8分
ホームページ:https://kumon.ac.jp/k-gakuen/kokusai/
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