「中央大学附属中学校・高等学校」
中学・高等学校の先生に聞く! 中学受験帰国生入試レポート
カテゴリ : 中学受験, 中学受験帰国生入試レポート
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東京都小金井市にあり、文部科学省より「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」の指定校に採択されている中高一貫の共学校「中央大学附属中学校・高等学校」で、入試・広報副委員長の堀口先生にお話をお伺いしてまいりました!
<写真:20万冊の蔵書 図書館外観>
―「世界のさまざまな問題に向き合う 『教養総合』」
同校には、文系と理系分野を横断的に探究していく、「教養総合」という授業があります。
将来、大学や社会で求められる、自ら考え行動していく力を身につける独自のプログラムです。「教養総合」は、中学3年生から高校3年生まで段階的に行っていきます。
中学3年生は、身の回りの疑問からテーマを見つけ出し、探究学習に取り組むチャレンジとなる「教養総合基礎」を学びます。この経験を通して、高校1年生から本格的に始まる探究学習の土台作りを行います。
高校1年生からは、「教養総合Ⅰ」に入り、中学3年生での経験をもとに、自らの興味関心を学問的な「問い」につなげるテーマを見出し、じっくり考察します。その結果を発表し、アドバイスをもらいながら、さらに探究を深めていきます。
高校2年生では、「教養総合Ⅱ」となり、国内外での実地踏査を含む探究学習を深めていきます。実地踏査は、国内外でいくつかのコースが設けられ、研究チームごとに現地調査や取材をします。中には、カナダ・イエローナイフを訪れて、オーロラや雪の結晶に関する調査を実施するコースがあります。また、アメリカ・シリコンバレーを訪問して、ビジネスプランの立て方や着想力、発案力、実行力を学び、アントレプレナーシップを身につけるコースもあります。実際にアントレプレナーシップを経て、起業した生徒もいるとのことです。
高校3年生では、「教養総合Ⅲ」を行います。高校2年生までの経験を踏まえて、自ら設定したテーマを徹底的に考察し、学びの集大成とします。文系クラスは卒業論文、理系クラスは卒業研究に取り組み、研究を仕上げます。卒業論文や卒業研究は、それぞれ発表の場が設けられ、優秀なものは「蒼究」という冊子に掲載されます。
<写真:学年ごとに色分けされた「蒼究」>
<写真:研究発表のポスター掲示>
―「世界で活躍する未来に備える Project in English」
同校では、身近なテーマを個人やグループで調べて英語で発表する「Project in English」を中学校では週1時間、高校では週2時間設けています。同校の国際交流に向けて、アウトプットのセンスを養うのが狙いです。テーマは学年によって少しずつハードルが高くなるように設定されています。
中学1年生では「学校生活について」、中学3年生では「日本について」、高校1年生では「日本と世界のつながり」、高校2年生では「世界が抱える諸問題」となっています。この授業はオールイングリッシュの時間となり、ネイティブ教員と日本人教員の2人体制で、ティームティーチングで進められていきます。
高校2年生では、ポスターを制作し、グループで発表をします。
高校3年生ではテーマをもとに貧困、差別、環境問題などを幅広く調査し、討論やプレゼンを行っているとのことです。
<写真:本好きにはたまらない20万冊の書庫(図書館)>
―「日常会話を習得する 英会話講座」
同校では、ネイティブの教員による「英会話講座」が週3回程度、放課後に無料で行われています。会話レベルも、初級、中級、上級と用意されており、英語の得意な生徒もこれから会話力を付けたい生徒も自由に参加できるとのことです。教養総合Ⅱで海外を選択したクラスは、訪問する国について英語で学ぶなど、他の授業との連携も進めているとのことです。
グローバル教育として用意されているさまざまな英語プログラムや短期語学研修、留学などに備えて活用することもできそうです。
―「附属校ならではの利点 中央大学との連携プログラム・進学サポート」
中央大学と附属校の教育連携プランに基づいて、多くのプログラムが用意されています。「法科大学院」での課外授業や、中学1年生と2年生が行う「ワンデイエクスカーション」があります。1年生の「ワンデイエクスカーション」は、東京駅に集合し、中央大学理工学部をゴールとしたフィールドワークで、自分たちが計画した行程のもと、東京駅周辺の地理、歴史、文化を学ぶ機会となっています。2年生の「ワンデイエクスカーション」では、授業内容と関係のある場所(鎌倉、お台場、VR体験施設など)を訪れ、理解を深めます。その他にも、進学予定の学部でプレ講義に参加したり、大学でのプレゼンテーション大会の見学をしたりできます。
中央大学への推薦入学が可能となりますが、国公立大学への受験、中央大学にはない学部への併願もできますので、幅広く進路を検討することができます。
<写真:堀口先生>
学校名:中央大学附属中学校・高等学校
所在地:東京都小金井市貫井北町3-22-1
TEL:042-381-5413
JR中央線 武蔵小金井駅 北口6番バス停から京王バス「中大循環」にて約6分「中大付属高校」下車
西武新宿線 小平駅 南口から銀河鉄道バス「小平国分寺線」にて約12分「中央大学附属中学・高等学校」下車
ホームページ:https://www.hs.chuo-u.ac.jp
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