「サレジアン国際学園世田谷中学高等学校」
中学・高等学校の先生に聞く! 中学受験帰国生入試レポート
カテゴリ : 中学受験, 中学受験帰国生入試レポート
地方都市から海外まで、どこからでも名門会の指導を受けることができる“本物”の双方向オンライン授業! 名門会Onlineは、海外在住の生徒様のうれしい志望校合格の報告を多数いただいております。
世界各国にいらっしゃる生徒様の夢の第一志望校合格に向けて燃え上がる名門会Online取材チームが難関校・名門校にお邪魔し、帰国生入試の気になる情報を直接リサーチしてお届けします!
東京都世田谷区にあるカトリック・ミッションスクールであり、2023年より校名変更し、完全中高一貫の共学校となった「サレジアン国際学園世田谷中学高等学校」で、佐藤先生にお話をお伺いしてまいりました!
<写真:校舎外観>
―「PBL型授業」
<写真:大型のモニターを備え多様な用途に対応できる図書館>
同校では、いわゆる知識詰込み型の学習法ではなく、自ら問題を分析して課題解決を目指すPBL型授業を全教科に取り入れています。
PBL型授業は、教員から課されるTQ(トリガークエスチョン)に対し、まず自分1人で考える時間が設けられた後、5人~6人のグループで意見を共有することで考え方の視野を広げます。
グループ内で最適解を出して、グループの代表が発表し、教員から講評をもらいます。
教員からのフィードバックや他のグループの発表を受け、内容を振り返りながら30分間で自分の考えを300字程度にまとめ、提出します。
例えば、体育の授業では「ゴールが決まりやすいバスケットボールのシュートとは」という問いに対し、男子女子の対格差やシュートをうつ距離、手の角度などあらゆる視点からデータ化し分析して“自分たちの答え”を導き出します。「体を動かす」というだけに留まらず、数値を正しくとらえ、分析力を養う授業が行われています。
PBL型授業を通して、生徒の主体的な学びを促すと共に、論理的思考力を高めていきます。
<写真:佐藤先生>
―「インターナショナルクラス」
同校には、ネイティブ教員が多数在籍しています。英語教育については、本科クラスは週8時間のうち週5時間、インターナショナルクラスでは週10時間、ネイティブ教員による英語の授業を受けることができます。
インターナショナルクラスは、英語力別の2つのグループに分けられて授業が行われています。
「スタンダード」は、入学時の英語力は問われず、英語が飛び交う環境下で国際的に活躍するための英語力を身につけたい生徒が所属します。
「アドバンスト」は、帰国生やインターナショナルスクール出身者など、引き続きハイレベルな英語環境で学びたい生徒が所属します。
「スタンダード」は英語の授業がオールイングリッシュで、「アドバンスト」は英・数・理・社がオールイングリッシュで行われます。
インターナショナルクラスの英語の授業、週10時間の内2時間は、英語による探究プログラム「SAP(Salesian Academic Program)」の時間となっています。
ネイティブ教員が主導となり、1つのテーマについて2カ月ほどの時間をかけて取り組みます。
「SAP」は、インターナショナルクラスの2つのグループが混合するかたちで行われ、テーマごとに分かれて、ディスカッションや情報分析、ディベートなどに取り組みます。
この経験を通し英語で思考する力、英語で自分の意見を発信する力を身につけることができます。
そして、この経験がやがて世界97カ国に広がるサレジアンの姉妹校との国際交流の機会につながっていきます。
「スタンダード」「アドバンスト」は、2クラスの混合クラスに振り分けられ、4人1グループのバディシステムによって、日々の学校生活を共に支えあっています。
<写真:聖堂>
―「本科クラスの新プログラム“MEDICO”とは」
本科クラスでは、「熱く探究する生徒」の育成を目指し、ゼミでの探究学習を6年間かけて取り組みます。
1年時は「プレゼミ」と称し、2年生から5年生まで取り組むゼミの準備を行います。
自分の興味のある探究テーマについて複数回にわたり検討し、600字以上の志望理由書を提出します。志望理由書を提出するまでに、教員と何度もコミュニケーションを取ることで、本当に生徒自身が興味をもっていること、熱く探究できるテーマを丁寧に決めていきます。
2025年度入学生から対象となり、1期生が2年生となる2026年から新たなゼミが新プロジェクトとして加わります。
「Mastery Education for Dedication with Innovation, Curiosity, Originalty.」を由来とする“MEDICO(メディコ)”とは、独創性と好奇心、革新性をもって、社会に貢献するために必要な技能や資質を完全習得することを目標として設計された教育プログラムです。
医療にたずさわろうと志す者は、「革新に適応するだけの科学リテラシー」が必要です。
社会課題を解決しようとする者には、「課題を経緯から紐解く力」が求められます。
これらの力を「数学・科学」を中心とした学びで包括的に鍛えることによって、医学やデータサイエンスに関わる人材の育成を目指しています。
<写真:大学レベルの実験器具を備えたラボ>
学校名:サレジアン国際学園世田谷中学高等学校
所在地:東京都世田谷区大蔵2-8-1
TEL:03-3416-1150
小田急線 祖師ヶ谷大蔵駅より徒歩20分
東急田園都市線 二子玉川駅よりスクールバス15分
ホームページ:https://salesian-setagaya.ed.jp/
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