「サレジオ学院中学校・高等学校」
中学・高等学校の先生に聞く! 中学受験帰国生入試レポート
カテゴリ : 中学受験, 中学受験帰国生入試レポート
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神奈川県横浜市都筑区にあり、大学受験の先にある未来の姿「25歳の男づくり」をスローガンに自らの使命を自覚し、社会のために働ける人材の育成を目指す中高一貫の男子校「サレジオ学院中学校・高等学校」。今回は、入試広報委員長の澁谷先生と進路指導部長の里見先生にお話をお伺いしてまいりました!
<写真:校舎外観>
―「全校生徒一丸となる体育祭」
<写真:広々とした人工芝のグラウンド>
キリスト教カトリックの精神に基づく宗教教育を行い、進学校である同校に対して、静かな生徒が多いのではと思う人もいるのではないでしょうか?
「うちの学校の良いところは、なんといっても生徒たちです。生徒を見ていってください」と力強く澁谷先生は言います。
その言葉のとおり、活発で生き生きと学校生活を楽しむ生徒が多いようです。
同校の体育祭は、色分けされた4つのチームでの対抗戦で行われます。
同校では毎年クラス替えが行われていますが、体育祭では全生徒が中学1年生のときに所属したクラスで6年間戦うため、それぞれのチームの結束力も強く、非常に盛り上がるそうです。
体育祭が開催される前に「体育祭決起集会」が行われます。
チームの団長となる高校2年生が団結力を高めるために、動画を作成するなど創意工夫してプレゼンテーションを行い、後輩の気持ちを高めます。
体育祭終了後、団長の引継ぎ式を行います。次の団長となる高校1年生に向けて、高校2年生が気持ちを託します。高校2年生は、ここから受験モードに気持ちを切り替えていくとのことです。
<写真:テニスコートは校内に12面設けられ、テニス部は全国制覇を目指している>
―「キリスト教の教えに触れながらの価値観教育」
聖ドン・ボスコが教育修道会として築いたサレジオ会を母体とするサレジオ学院では、キリスト教カトリックに基づいた宗教教育のもと、奉仕活動がいろいろと行われています。
そのひとつ、「フェアトレードコーヒー販売」は、発展途上国で生産されたコーヒー豆を仕入れることで、生産者や生産地の発展に貢献しています。
また、「お米一合の日」は、毎月15日にお米一合ずつを寄付し合い、浜松の教会の炊き出しボランティアに役立てていただいています。
その他にも、年末のクリスマス街頭募金など、さまざまな奉仕活動を行っています。
奉仕活動を通して、キリスト教の教えに触れながら、世界が抱える問題について考える機会が設けられ、同時に「自己肯定感」と「奉仕の心」を育んでいきます。
高校生の総合的な探究学習の中心は「CS」と「論文8000」です。「CS」では、「クリスチャンスピリット」(CS)を基軸に、「ボランティアへの参加」、「環境問題」、「国際問題」、「AI」、「情報リテラシー」、「精神と健康」などのテーマについて学びます。また、「論文8000」では、自らが関心をもったテーマについて8000字の論文を作成します。
「CS」の「AI」をテーマにした授業で発表を担当したある生徒は、インターネットに掲載されている写真に着目し、「誰が撮った写真なのかがわかるようにする仕組み作りはできないか」と考えました。そこで着目したのが、ブロックチェーンの技術です。これを用いて、実現可能なシステムの提案を行いました。
また、別の生徒は、ドクターヘリによる救急救命を題材にしたテレビドラマから興味関心をもち、ドクターヘリについての探究を行いました。
取材を通して医療従事者の声を聴き、医療現場を目にすることで医者という職業にあこがれをもち、医学部への進学を果たしたそうです。
探究プログラムを通して、社会問題をとらえる分析力を育むだけでなく、キャリア教育にもつながっています。
<写真:サビオ館内の聖堂>
―「6年間で築かれる自主学習習慣」
同校では、中学の3年間、「生活記録」を日々、教師に提出します。生徒の起床時間から就寝時間までの生活や学習時間を記録し、可視化することで学習習慣を含めた時間の使い方を教師と共に見直します。
「生活記録」は、生徒の悩み事などを教師と共有できるコミュニケーションツールとしても活用されています。
また、英語や数学などを中心とした「宿題チェック」が行われます。生徒の理解度のチェックがこまめに行われ、苦手分野の克服に繋げています。
同校の部活・同好会加入率は中学で95%、高校で87%と非常に高いですが、部活動のない曜日が必ず設けられています。そして、勉強が遅れがちの生徒のための放課後補習や高校生に向けた発展的な内容の授業補習が行われています。
<写真:サビオ館自習室>
「サビオ館自習室」が放課後に開放されています。高校2年生、高校3年生は21時まで集中して自習に取り組むことができます。下級生は、そのような先輩の自習する姿を間近に見ることや日々提出する「生活記録」によって、学びに対する姿勢を日常的に学んでいきます。
高校2年生の7月と高校3年生の8月には、4泊5日の勉強合宿が希望制で行われています。学年の8割が参加しています。受験は団体戦という意識で、一丸となって学習に励む機会となるとのことです。
<写真:入試広報委員長澁谷先生と進路指導部長里見先生>
学校名:サレジオ学院中学校・高等学校
所在地:神奈川県横浜市都筑区南山田3-43-1
TEL:045-591-8222
横浜市営地下鉄グリーンライン 北山田駅より徒歩5分
ホームページ:https://www.salesio-gakuin.ed.jp/
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