2022年度 田中学園立命館慶祥小学校 合格 お母様インタビュー
我が家の合格体験談[CASE.1]
カテゴリ : 合格体験談, 合格速報, 学校情報, 小学校受験
いよいよ開校を迎える田中学園立命館慶祥小学校。見事第1期生として合格をつかんだ名門会生の体験談をご紹介します。
今回は、年長入会の杉野 詩織さん(仮名)のお母様にインタビュー。合格までの道のりを振り返るとともに、小学校受験を考えているご家庭へのメッセージもいただきました。
大変だけど、楽しいこともたくさんある。
“楽しもう”と思わせてくれた娘に、名門会に感謝。
田中学園立命館慶祥小学校 合格
杉野 詩織さん(仮名) 札幌市内私立幼稚園出身
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○入会時期:5歳8カ月
○習いごと:プール、ピアノ、体操
○好きな遊び:創作(自分で本を制作)、あやとり、折り紙、絵本、なわとび、鉄棒
○お子様の性格をひとことで言うと:明るい子!
新しい学校ができるみたい…。新聞記事をきっかけに説明会に参加。
Qいつから田中学園の受験を考えて勉強を始められましたか?
私の父が北海道新聞を見て「新しい小学校が2022年にできるみたいだよ」と教えてくれたのが、田中学園を知った最初のきっかけでした。ちょうど1回目の説明会を開催すると学校がホームページで告知していた冬のことでした。「よさそうだから説明会に行ってみよう」と申し込み、参加したことで受験を考え始めました。
自宅での勉強は、年中のころから市販のドリルを毎日2、3ページやっていましたが、2、3ページ止まりという感じです。娘は楽しんで次々とやりたがりましたが、一気にどかっとやるよりも継続させるほうがよいかな…と私自身が勝手に思っていましたので、「もっとやりたい」と言われても絵を描いてみるなど違うことをさせるようにしていました。
“自分で苦労して答えにたどり着く”という過程を大切にしてほしい。
Qご家庭での教育方針・体験や習いごとなどへのお考えを教えてください。
「心身の健康と、チャレンジ精神と、感謝する心」生まれる前から子どもへのこの思いは変わりません。
ですから、本人がやりたいと言ったことはとにかくやらせてみます。今続けているプールと体操とピアノも、本人からやりたいと言ってきた習いごとです。途中で嫌になったらその時に変えてもよいと思っていますし執着はしていません。やるのは本人ですし、合う合わないもやってみないとわかりませんしね。
それから、普段から疑問を持って深めていくということが、とても大事だと思っています。興味・疑問を持つこと――勉強に限らずですが、これが楽しさにつながっていくと思います。私もですが、わからないことをさまざまな方法で調べたりとか、身近にいる父や母などにも意見を求めたりとか、とにかく聞く姿勢は大事だと考えています。そんな私の姿勢からも娘が何か読み取ってくれたらよいなと思っています。自分で苦労して調べて、やっと辿り着いたことは頭に残ります。古い考え方かもしれませんが自分も経験しているので「まずは自分で行動してみる。すぐ“わからない”と安易に言うのではなく、“ここまで自分で調べたけどこの後がわからない”というところまで頑張る」娘にもそういう姿勢を大事にしてほしいと思います。ですから「これなんで?」と聞いてきたら、逆に「なんでだと思う?」と聞き返しています。娘が自分の考えを話したら、その後に私も自分の考えを話し、じゃあおばあちゃんとかはどう思うだろう、と視点を広げていきます。すぐ答えればゴールに最短で着くのですが、実はそれまでの過程がすごく大事だと思っています。スピードアップしてできるとより良いのかもしれませんが、ゴールに至るまでの過程の基盤がないといけないと考えています。
“答えが出たときの楽しさ”を、名門会の指導で気づいた娘。
Q名門会に入会したきっかけと、その後勉強への取り組みで変わったことは?
田中学園の第一回学校説明会等に参加した後、名門会のブログを拝見して知ったのが入会のきっかけでした。年長の6月です。それまで家庭で市販のドリルに頼り、繰り返し行っていた勉強から、名門会の先生の指導のもと、いろいろな分野の難しい問題に挑戦したり、その際に解くスピード感だったり、勉強の質が変わったなと実感しています。レベルが上がりました。
でも子どもの取り組む姿勢は変わりませんでした。難しくてやりたくないなどと言うこともなかったようなので「やらせてみればどんどん吸収するのが子ども」という姿を見せてくれました。名門会での指導を通して「解いて答えが出たときの楽しさ」を学ぶことができたのだなと思います。
一方、浮き沈みもあって、体調などに左右されるのも子どもだということも学びました(笑)。以前は家で勉強しているときには「やりたくない」と言う時もありました。不得意な分野は特にそうでしたが、名門会に通ってからしばらくするとそういうことが減ったと感じています。今は全くなくなりました。
気分転換方法や、子どもへの言い方など、名門会の先生からのアドバイスは家庭学習をする上で本当にためになりました。違うことにスイッチしたり、シールで釣ってみたりといったことも時には大事だなぁと思いました(笑)。娘は後に引きずらないところがよいところでした。ケロッとして、切り替えが早いから助かりました。
最初のうちは、目標が合格することになってしまっていて、そこばかりに目がいっていた親を正しく戻してくれたのも名門会でした。「言葉にしなくても子どもにプレッシャーになってしまうこともある。精神的に追い込まないように」という担任の増田さんの一言もよく思い出しながら取り組みました(笑)。
合格した後の今は、名門会で教わってきた少し難しい課題に慣れた娘の状態が、嬉しい悩みです(笑)。市販のドリルなどは「簡単すぎる」と言って飽きてしまって…。小学校から宿題が出たので、それを解いて補っている感じです。本当に日々の学習への取り組みと習慣ってすごいなと思っています。
親が子どもに気づかされる。小学校受験は親子の大切で素敵な機会です。
Q最後に、小学校受験を考えているご家庭にメッセージをいただけますか?
そうですね。まずは、早い時期から生活の中で、姿勢や箸の持ち方や鉛筆の持ち方などを身につけさせてあげるとよいかと思います。当たり前のことができていない時代だと思いますが、小学校受験はそういうことがすごく大事だと改めて気づくことができました。
それから、名門会の山岸先生からいただいたアドバイスですが、バスや電車などの交通機関を利用した時には、どんなことがよいことなのか、またいけないことなのか、親子でコミュニケーションを取りながら話をしてみるとよいです。これはペーパーの勉強を嫌がったりした時の気持ちの切り換えにも効果的でした。そして、今でもそうですが「一緒に取り組む・体験する」ことを常に心がけていました。
あとは、我が子と一緒に面接を受けるという機会は生涯でも多くはないはずです。面接は親子のコミュニケーションを通して、すごく楽しい時間を過ごせる貴重な機会だと思ってほしいです。
大変だと思ったらもう“大変”です。“大変だから楽しいこともあるよ!”と考えたほうがよいはずです。実は、田中学園の面接に向かう車中で娘はすごく楽しそうに歌を歌っていて、何か逆に娘に助けられた感じがしました。「頑張らないと」と気負ってしまっていたのですが「“楽しもう”と子どもが言ってくれているんだ、そうだった、そうだった!」と気づけたのは娘のおかげでした。
大人の頭では「受験」一点集中になってしまいますが、気づかせてくれるのは子どもです。「そうだった、面接は私たちの家庭を見てもらう機会だった」と気づかせてくれる。――こんなふうに、小学校受験を通して子どもに感謝することが数多くあると思います。みなさんもそんな気づきのある素敵な時間を過ごしてください。
小学校受験指導プロ教師 山岸先生に
田中学園立命館慶祥小 初年度受験指導の留意点を聞きました
小学校受験指導プロ教師
山岸 満利恵先生
田中学園立命館慶祥小学校は開校が発表されてから道内外から注目されていました。入試には、道内からの受験生ばかりではなく、道外からの子ども、インターナショナルスクールの子どもたちも集まるであろうことを想定して、全国の私立名門小学校で競うことができるレベルを目標に指導していきました。名門会での授業は、同じリソー教育グループの小学校受験指導 伸芽会のハイレベルなテキストを使用しましたので、安心して進めることができたと感じています。
また、一人ひとりの発達状況をみながらの指導は、個別指導という利点を十分に活かせたかと思います。東京での小学校受験指導経験を基に、合格するために必要な「チャレンジする素直な心、立ち振る舞い、お話しの仕方、考え続ける力」などを、お子様に寄り添いながら育み、楽しく授業を進めました。
面接練習は、ご家庭が元々お持ちのお考えや体験から得たことを、面接官に伝えやすくなるようサポートすることに留意しました。保護者様が当初伝えようと思っていなかったことが、実は面接官には伝わりやすいことだったというケースもありました。
ご家庭が色々な情報に惑わされることなく、親子で「よい受験だった」と思っていただけるような、丁寧な授業とコミュニケーションを日々心がけ、ご家庭、教師、名門会の教務担任が一丸となってチームワークで初年度入試対策に取り組めたと思います。
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インタビュー:F.M