勝つための「ルーティーン」を見つけよう

カテゴリ : 受験の心理学

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いよいよセンター試験も終わり、受験のトップシーズンに突入します。受験生のみなさんは、夢の第一志望校合格をめざして、この1年または何年もがんばってきました。

今までの勉強成果を100%発揮して見事合格を勝ち取ってくれるようにと、この時期我々は祈るばかりなのですが、「緊張して頭が真っ白になった・・・」「最初の問題ができず動揺した・・・」といった具合に、十二分に力を発揮できず、思うような受験ができなかったという生徒も、残念ながら毎年少なくありません。

合格を勝ち取るためには、日ごろの勉強をしっかりやって準備することと同時に、その力を受験本番で最大限発揮することが不可欠です。ですから、「この子がなぜ不合格?」とか、逆に「本命校には合格したが、すべり止め校が不合格」といったことが受験現場では多々起きてしまいます。

受験の合否は、本当に”紙一重”の差で決まることも少なくなくありません。試験会場という「場の空気」に生徒がのまれることなく、「当日の試験会場で自分の力を最大限に発揮できる」ように、我々教える側は勝つためのメンタルトレーニングのことも考えなければならないと、つくづく感じます。

昨年秋、ラグビーWカップにおいて日本は1次リーグで3勝を上げました。今や「時の人」になった選抜チーム、中でもキッカーの五郎丸選手は、あの独特のポーズ「ルーティーン」で小さい子供たちからお年寄りの方々まで幅広く知られる存在になりました。

そして今、この「ルーティーン」が、日ごろの厳しい練習の成果を試合で発揮するための有効な「心理的テクニック」として、あらゆるマスコミで紹介されています。

野球の世界でも、たとえばメジャーに渡り大記録を打ち出しているイチロー選手。あのバッターボックスでの独特な構え方は、彼自信が作り上げてきた「ルーティーン」です。

上記アスリートの2人にははるかに及びませんが、数十年前、学校の部活動でテニス部に所属していた私は、試合前になるとコートの前に立って両目を閉じ自分の脈を100まで数えて、落ち着かせることをしていました。

これは、あがり症だった自分に当時のコーチから教えてもらった「ルーティーン」で、数を数えることで雑念が取り払われ、試合に集中できた記憶があります。

もちろん、実際の勝ち負けは、「勝ちたい」という一心で、毎日死に物狂いで練習し続けてきた結果ではあるのですが、最後のひと押しとして「ルーティーン」は本当に有効であると思います。

スポーツだけでなく、勉強にも通じるものがあると思います。長い間「この学校に入りたい!」という想いで一生懸命に勉強をし続けてきたのならなおさら、最後の最後で100%の力を発揮させる自分なりの「ルーティーン」を見つけておきたいものです。

ちょっとした「ゲン担ぎ」のようなもので良いのです。それを一週間でも続ければ、自分を勇気づける立派な「ルーティーン」になりますから。

長かった受験期間もあとわずか。「第一志望校合格」という想いが現実になるよう、心からお祈りしております。

文責: T.K

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