2022年開校予定「田中学園立命館慶祥小学校」第2回学校説明会

保護者向け第2回学校説明会 参加レポート

2022年4月開校の私立小学校「田中学園立命館慶祥小学校」について、昨年末に本ブログにてご報告しましたが、学校主催の第2回学校説明会が4月下旬に行われ、参加してきましたので、前回の記事の続報としてお伝えいたします。

今回の第2回説明会では入試概要が発表されるとの告知がありました。わたくしも小学校低学年の子を持つ父親の立場として、実際の入試に対する準備をどのように進めていけばよいのかが具体的にわかるとあって、注目をしていました。

●入試方針

入試方針として、「これまで家庭でお子様と保護者様が一緒に過ごしてきた体験が、知識・知恵として身についているかどうかを見る入試です。ご家庭で過ごすなかで、学ぶことの楽しさを実感し、“学ぶことは楽しい”、“もっと学びたい”という気持ちで入学していただきたいと思います」とのお話しがありました。

●入試スケジュール

［新1年生］

9月募集要項・願書配布
10月願書受付
11月中旬第1回目の試験
ペーパー（お絵描き等の制作的要素もあり）・保護者作文
11月末～12月初旬
第2回目の試験
運動・行動観察・親子面接

［新2～4年生］

9月募集要項・願書配布
10月願書受付
12月中旬1次試験・1次合格発表
1次選抜内容：ペーパー（算数・国語）・保護者作文
［算数］受験時学年の2学期までの範囲
［国語］受験時学年まで漢字全て　その他
1月2次試験・合格発表
2次試験選抜内容：運動・行動観察・親子面接

●その他

今回、学校からのお話しを聞いて、キーワードがいくつかあったと感じています。
初代校長となる吉田先生のご説明では「家庭教育力」「親子で入試に取組む」「親子関係」といった単語が織り交ぜられていました。

入試では保護者作文があります。
「どういったご家庭なのかを、より正確に把握したい」という意図を感じました。

今回の説明会で、学校が望む子ども像として、学力を継続する力、挑戦し失敗しても立ち上がることのできる力、周りの意見に耳を傾けることができる力、世界と対話できるコミュニケーション力（素地を含めて）、主体性、好奇心……といったことを大切にしたいという姿勢が感じ取れました。
そして「何より、わからないことを“わからない”と説明できる力が必要だ」とおっしゃっていました。
また、初年度ということもありこれから作問準備をし、受験者もまだまだ不確定なため、合格基準は未定とのことでした。

●最後に

予定されているペーパーについてですが、北海道では私立小学校の例があまりないために、情報はもちろん対策方法も具体的にどうすればよいかわからないといった方が多くいらっしゃると思います。特に新1年生の考査対策は、資料・情報不足で苦労するご家庭が多いはずです。

田中学園立命館慶祥小学校初めての試験となりますので、もちろん過去問はなく、入試対策に不安を感じながら進めなければならない状態がしばらくは続きそうです。現状では小学校受験で出題されるといわれる範囲、いわゆる10分野102項目とその応用までの準備が必要となってきます。

予想される項目を、しっかとした体験に基づいて身につけることができるかどうかが大切です。今後もさらに追加発表されるであろう学校からの情報にも注目したいところです。

小学校受験は中学校受験とは異なり、知識の詰め込みやペーパーなどだけで対策できるものではありません。子ども本来がもつ好奇心・探求心を引き出し、知ることに喜びを感じて「もっと知りたい」という意欲を自信へと変えていけるような多くの体験を重ね、力をはぐくんでいくことが必要です。

名門会は、幼稚園・小学校受験のパイオニア「伸芽会」と同じリソー教育グループです。
今回の田中学園立命館慶祥小学校開校に伴い、札幌の名門会でも伸芽会による入試分析を用いて小学校受験対策の準備を始めています。
すでに立命館慶祥小学校受験をお考えの方から、多くのお問い合わせをいただいていますので、気になる方はぜひ一度名門会へお問い合わせください。

北海道のエリート教育の火付け役を担うであろう、田中学園立命館慶祥小学校。
今後の動向も引き続きお伝えしていく予定です。同じ学年を持つ父親の立場としても“世界に挑戦する12歳”が輝く姿が楽しみです！

文責：Ｆ.Ｍ