「同志社国際中学校・高等学校」
中学・高等学校の先生に聞く！　中学受験帰国生入試レポート

地方都市から海外まで、どこからでも名門会の指導を受けることができる“本物”の双方向オンライン授業！ 名門会 Online は、海外在住の生徒様のうれしい志望校合格の報告を多数いただいております。
世界各国にいらっしゃる生徒様の夢の第一志望校合格に向けて燃え上がる名門会Online 取材チームが難関校・名門校にお邪魔し、帰国生入試の気になる情報を直接リサーチしてお届けします！
京都府京田辺市にある「同志社国際中学校・高等学校」は、多くの帰国生徒を受け入れており、多様な環境で育った帰国生徒と日本で育った国内一般生徒とがお互いを認め、理解し尊重し合う中高一貫の共学校です。
今回は、「同志社国際中学校・高等学校」の北川先生にお話をお伺いしました！

＜写真：校舎全景＞

―「『コミュニケーション』を具現化した施設で学ぶ」
同校は、教育のキーワードである｢コミュニケーション｣を具体的な形で表したユニークな施設｢コミュニケーション・コンプレックス（コミュニケーションのための複合施設）｣で学びを深めています。
｢コミュニケーション・コンプレックス｣は、コミュニケーション・カフェ（食堂）、コミュニケーション・プラザ（中庭）、コミュニケーション・ホール（講堂）、コミュニケーション・センター（図書室）の 4 つの施設からなります。

＜写真：コミュニケーション・センター＞

コミュニケーション・センターは、センター内にある６万冊（うち1.2万冊は洋書）の本だけでなく、PCやタブレットで様々な検索することができる施設です。仕切りのない広い空間で同時に 5 クラス、一度に 200名が同時に授業を受けることが可能です。
コミュニケーション・センターでは、その特徴を生かし、さまざまな「調べ学習」の授業が行われていています。
10月におこなわれる「人権週間」では、「部落差別」や「人種差別」「性差別」「障害者差別」など毎年テーマを決め、実情を調査、発表して理解を深める期間としています。学生全員が取り組み、最後は冊子にまとめます。
中学校 2 年生の長崎研修旅行、高等学校 2 年生の沖縄研修旅行は、（ともに3 学期に実施されますが）それぞれ、1 年間の事前学習をとおした上で参加しています。
研修旅行後の事後学習では、事前学習で調査した内容と研修で得た経験や知識をもとに、「平和を作り出す人」という冊子を作成します。
人権週間や研修旅行のまとめとして作成した冊子は、コミュニケーション・センターで展示、蔵書しています。

＜写真：長崎研修旅行課題の展示の様子＞

―「習熟度別の授業」
中学校では、聖書、国語、社会、数学、理科、英語の 6 教科を習熟度別のカリキュラムで実施しています。
聖書、国語、社会、理科、数学の 5 教科は、同じ授業内容を L（Large）クラス、M（mini）クラスに分けて行っています。
M クラスは、日本語による授業が理解しづらかったり、未習熟分野があったりする生徒を対象にした、少人数での取り出し授業です。
英語は、Ｏ（Outlook）…ネイティブ並みの英語力をもつ生徒が対象の 2クラス、E（Experience）…英語の学習経験をもつ生徒が対象の 2 クラス、 Ｉ（(Interest)…日本（日本人学校の）の英語教育を受けていた生徒が対象の 2 クラスの計６クラスに分かれています。
細かに分けられたクラス編成により、自分と同じレベルの生徒たちの中で英語を学ぶことができます。
必修科目とは別に「ドイツ語」「フランス語」「スペイン語」「中国語」「韓国・朝鮮語」「英語」から１つを選択し、3 年間、週 2 時間の授業で第二外国語を学ぶことが可能です。
授業は、初習クラスと経験者クラスに分かれており、教員 1 人に対し生徒数人の授業になることもあります。

―「学生寮」

＜写真：学生寮外観＞

同校の学生寮は以下の条件の当てはまる高校生が利用することができます。
・自宅から通学に 1 時間半以上かかる生徒
（学校まで３時間以内にお住いの保証人が必要です）
帰国生以外にも、通学に時間がかかる国内一般生も利用することが可能です。

＜写真：寮内＞

高校生は、3 人部屋で寮生活を送ります。間取りは、ベッドと机を交互に配置することにより、ある程度プライベートな空間は保てるようになっています。
春夏冬の長期休暇中（終業式後～始業式前）は閉寮とし、海外の家族のもとに帰る生徒もいれば、親戚の家で過ごす生徒もいます。なお、学期中の土曜日、日曜日、祝日は 寮で過ごすことが可能です。（朝夕の食事の提供あり）

＜写真：北川先生＞

学校名：同志社国際中学校・高等学校
所在地：京都府京田辺市多々羅都谷60-1
TEL：0774-65-8911
学研都市線同志社前駅より徒歩 10 分
近鉄京都線興戸駅より徒歩 15 分
ホームページ：https://www.intnl.doshisha.ac.jp/
お問い合わせ：center@intnl.doshisha.ac.jp

ご相談は名門会Onlineホームページ お問い合わせフォームから承ります。
どんなご相談でも構いませんので、お気軽にご連絡ください。
入試情報等についてのご相談はこちらから