「青稜中学校・高等学校」
中学・高等学校の先生に聞く！　中学受験帰国生入試レポート

2024年09月24日(火曜日)

地方都市から海外まで、どこからでも名門会の指導を受けることができる“本物”の双方向オンライン授業！　名門会Onlineは、海外在住の生徒様のうれしい志望校合格の報告を多数いただいております。
世界各国にいらっしゃる生徒様の夢の第一志望校合格に向けて燃え上がる名門会Online取材チームが難関校・名門校にお邪魔し、帰国生入試の気になる情報を直接リサーチしてお届けします！

東京都品川区にあり、「社会に貢献できる人間の育成」を建学の精神にもつ、中高一貫の共学校「青稜中学校・高等学校」で、広報部部長の伊東先生にお話を聞いてまいりました！

＜写真：校舎外観＞

―「指導方針は３つのC」
新しい体験を通して変化を楽しむ「変化（Change）を求め、楽しもうとするスタンス」、新しいことを体感しようと思ってもらえる「挑戦（Challenge）し、熱狂する精神」、親しい人が笑顔になること「社会に貢献（Contribution）し、周囲を幸せにしようとする意欲」、この３つのCを常に意識して取り組んでいくことで、生徒一人ひとりの成長につなげていきます。

―「多彩な英語研修プログラム」
同校は、英語のプログラムを多数準備しており、プログラムを通してさまざまな学びを体験することで、国際社会で活躍できる力を育んでいます。
中学１年生には、３泊４日の「English Summer Camp」を希望者限定で行っています。ネイティブスピーカーの先生とともに宿泊生活を行いながら、朝から晩まで一日中、英語漬けの生活を送ります。その間は日本人教員の通訳は一切ありません。
中学１年生から３年生までを対象にした「English Fun Program」は、学校で２日間行われるプログラムです。生徒８～９人に対して１人のネイティブの先生が担当し、ロジカルシンキング、ロールプレイ、プレゼンテーションなどのさまざまな力をつけ、最終日には生徒一人ひとりが英語で発表します。
その他にも「Jr. English Enhancement Program」や「Dual Diploma Program（DDP）」、「TOKYO GLOBAL GATEWAY」、「海外短期・中期留学」、「ニュージーランド英語研修」、「セブ島英語研修」などたくさんのプログラムが用意されており、価値ある学びを得ることができるとのことです。

＜写真：図書室併設自習室＞

―「朝の読書からビブリオバトルへ」
中学１年生の４月から、毎日、朝のホームルーム前の10分間を使って、朝読書の時間を作っています。知識を広め、落ち着いた思考習慣を身につけるためです。
毎年10月には、読書の内容についてプレゼンをして競う、ビブリオバトルを行っているとのことです。プレゼンをする人は、聞いている人に影響を与えながら、自他ともに成長につなげていきます。クラスのトップを選んだ後は、学年のトップを選び、表彰しているとのことです。大変盛り上がっていて、読書好きの生徒の輝く場になっているようです。

―「生き物のお世話で『命の大切さ』を学ぶ」
同校では、ペットショップなどの専門家のアドバイスを受けながら、100種類以上の生き物の飼育をしています。理科室に入るなり、カエルやモルモット、蛇、ハリネズミなどのたくさんの生き物が目に飛び込んできます。そして、大勢の生徒たちが理科室に集まり、生き物のお世話にいきいきと取り組んでいます。日々、生き物と触れ合うことで「命の大切さ」を学んでいるようです。

＜写真：理科室＞

―「課外授業の集大成　修学旅行」
同校では、中学生は「広島・京都」へ修学旅行に行きます。
高校生は「沖縄」もしくは、抽選にはなりますが40名枠で「ポーランド（アウシュビッツ）」を訪問し、戦争・歴史と文化に触れる機会を持つことができます。（コロナ禍で2019年から昨年まではアウシュビッツの修学旅行は中止となっておりましたが、本年は再開の予定とのことです）。
戦争の跡地を見ること、そして現地で話を聴くことで、戦争をリアルに感じる体験を持ち帰ることになります。生徒一人ひとりの人間性の成長につながっていくことが目的とのことです。

＜写真：伊東先生＞