2018年度国公立大学受験生へ:ココからが勝負!夢の第一志望校合格を掴み取れ!
カテゴリ : 大学受験
<※本記事は2018年1月19日に執筆されたものです。>
センター試験終了後、初めての週末を迎えました。一息つく間もなく、来週からは、いよいよ国公立の出願が始まります(出願期間:2018/1/22-1/31)。
センター試験の中間集計によれば、今年も得点調整は実施されない見込みです。これ以上待つ必要はありませんので、現在の自己採点結果を元に、出願校を絞り込む段階になりました。
出願には多くの要素を考慮した学校選択が必要です。しかし、大きな選択要素のひとつになる「合格可能性」については、予備校などが発表する「現在までのデータ」を重視・偏重して判断しがちです。
実際にその学校に合格できるか否かの諸条件は、受験生一人ひとり異なります。ですから、画一的なデータだけで判断してしまうと、どうしても後になって不安や後悔がつきまといます。「少し無謀だったのではないか」「第一志望を変える必要はなかったのではないか」「もっと上が狙えたのではないか」など。
そこで今回は、予備校などが発表する「現在までのデータ」だけではなく、データで表せない部分まで含めた「より現実に近い合格可能性」を元に出願校を決めたい方に向けたアドバイスをさせていただきます。ご参考になれば幸いです。
□ADVICE1:過年度合格者の情報をもとに「合格逆算のカリキュラム」および「合格逆算の学習計画」を立てる
出願校選択には多くの迷いが生じるのが当然ですが、重要なのは今からの「仕上げ」「軌道修正」で、その学校に間に合うか否かを知ることです。
そのためにも、まずは、あなたがその大学に合格するために必要な、「逆算カリキュラム」「学習計画」を立たてましょう。
仮にセンターの結果が悪くとも、合格できる(できそうな)カリキュラム・計画が立てられるのであれば、今からでも挽回して、合格できる可能性は十分あります。
逆に、センターの結果が良くても、合格に至る道筋がはっきり見えなければ、不安なままでの出願となる上に、闇雲に勉強して試験に臨んでも合格可能性は低くなってしまいます。出願前の今だからこそ、戦略の点検をしておくべきです。
もちろん、独りよがり・楽観的な計画では意味がありませんので、各大学について、以下の情報をできるだけ多く集めてください。
●「データ」として公表・一般化されていること
・過年度受験者数・合格最低点・問題の配点・難易度など。
●「データ」として公表・一般化されていないこと
・過年度合格者の「カリキュラム」や「学習計画」など。
以上は、現実的な計画を立てる上で欠かせない情報です。特に、過年度合格者のカリキュラム・学習計画は、そのまま自身の「手本」となることでしょう。名門会でなくとも、「進学塾」「予備校」であれば少なからず入手できるはずですので、お通いの塾や予備校の先生に相談してみてください。
□ADVICE2:「合格逆算のカリキュラム」と「合格逆算の学習計画」を細かく検証する
過年度合格者の情報をベースに、自分自身の合格までのカリキュラムや学習計画を立てることができました。それを客観的に「妥当な戦略」と判断するためには、検証が必要です。
以下を参考に、現時点での自分の実力を分析し、合格までの正確な距離を測定し、残された時間で何が必要なのか過去問等をもとにチェックして、カリキュラムと学習計画を修正してください。
●「二次試験で、何点取れれば合格できるのか?」
どの科目から何点取れそうでしょうか?また、点数が振れることもありますが、少なくとも「どの科目から最低でも何点取る計画」でしょうか?
●「問題を複数の視点から選別できているか?」(難易度・制限時間・優先順位など)
・確実に得点できる問題(基本問題)
・場合によって得点できる問題(標準問題)
・得点できそうにない問題(発展問題)
どの問題に、どこまで時間をかけられそうでしょうか。どの問題まで正解しておく必要があるのでしょうか。
●「合格最低点を取るためには、何が障害となるのでしょうか?」
・難しいまたは苦手なので得点できない
・制限時間内では得点できない
・その他の理由で得点できない
以上を見直してなお、受験当日に間に合う戦略であれば、その受験校への「合格可能性」は十分に見込めるものと判断して良いでしょう。
□ADVICE3:「合格逆算のカリキュラム」と「合格逆算の学習計画」のチェックを受けて盤石なものにする
もちろん、どれだけ多くの情報を元に、細かく検証・見直しをしても、自分が立てたカリキュラムや計画に「ココまでやれば合格できる!」「ココまでやれば何パーセントは合格できる!」と断言できる人はいないでしょう。
実際、自分ではわからないムリ・ムダ・穴もあるはずです。
ですから、「カリキュラム」「学習計画」ができたところで、信頼できる先生から経験に基づいたチェックを必ず受けてください。
自分自身、そして信頼できる先生のダブルチェックを経て、「合格可能性の高い」戦略を立てることができれば、もはや出願に迷うことはありません。
あとは試験当日に向かって、やるべきことを着々とこなしていくだけです。
これから国公立大の前期試験まで、およそ1カ月程度の時間が残されていますが、それを有効に使い切るには、緻密な戦略、そして実行力が必要です。
実際、名門会から第一志望の国公立大に合格した先輩達は皆、出願前の限られた時間で戦略の点検をしっかりと行っています。
不安や心配が尽きることはないでしょうが、自分に自信を持ち、自分を信じてチャレンジするためにも、今できる限りの準備をした上で、きたる本番に向かって欲しいと思います。
名門会は、最後まで諦めずチャレンジする受験生を応援しています。
出願校・学習カリキュラム・学習計画・勉強方法など、どんな小さなことでも結構です。相談したいことや聞いてみたいことなどがあれば、お気軽にメールフォームからご連絡ください。
文責:S.H