平成30年度(2018年度)中学入試 「灘中をはじめ最難関中合格に導いたプロ教師の合格戦略とは?」

カテゴリ : 中学受験

今回は、毎年「灘中合格」に多くの生徒を導いているプロ教師に、今年の灘合格者を実際にどのように指導したのか、インタビューしてみました。「最難関中合格に導くためのプロ教師の戦略とは何か?」が分かるはずです。灘中はもちろん、最難関中をめざす方には必読の内容です。ぜひ、ご参考ください。

□精鋭揃いのライバル達に、「差」をつけるためのプロ教師の指導内容とは!?

灘をはじめとする最難関中をめざす生徒は、「理解力」や「計算力」さらに「得点力」も高い精鋭の生徒達ばかりです。多くのライバル達のなかで、どのようにライバル達との「差」を生み出していくのでしょうか?

担当した生徒の指導開始時の課題と、対策として行った指導について、伺ってみました。

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この生徒の場合は、1「適切な問題選択」2「適切な時間配分」3「ミスを防ぐ解法の徹底」が鍵となったようです。

最後に合否を左右するのは、ほんの数点の差です。そのわずかな差を生み出すには、生徒の能力を最大限に発揮させることが欠かせません。最難関に限りませんが、毎年多くの生徒達がケアレスミスに泣いています。能力や才能が高く、誰よりも努力をしてきた生徒達だからこそ、ミスに泣かさない指導が最重要です。

□合格を確実にする(合格可能性をより高める)ための指導内容とは?

「模擬試験の結果はA判定」「過去問でもだいたい合格最低点を超えている」「合格が十分に見込める」最難関中ではそんな生徒でも要注意です。

この生徒の場合でも、入試の直前期(冬)には次のような課題があり、対策が必要でした。

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最難関中の入試問題には、多くの解法(余談ですが、多くの解答がある問題ほど「良問」といえます)があります。どの解法を選択するかによって、解答にかかる時間が大きく変わります。時間差20分~30分はざらです。よって、合格をより確実にするためには、

  1. 「どんな問題でも、対応できる対応力(安定した得点力)」
  2. 「完答出来ない難問でも、部分点を獲得する力」
  3. 「制限時間から逆算して、部分点を獲得する力」

が欠かせません。
2と3については「出題の意図や狙いを理解する力」と言い換えても良いかも知れません。何を、どこまで答えておけば得点をもらえるのか?それを見通す力がつかないと、部分点を獲得することはできません。

 

□最難関中受験:合格の決め手は何か!?ターニングポイントはいつか!?

名門会では毎年、受験終了後に指導内容の振り返りを行っています。「合格の決め手は何か?」「ターニングポイントはいつか?」を確認しています。この生徒の場合は、特に興味深い内容でした。

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まとめると、

  1. 「合格の決め手は、毎日のコツコツとした学習を怠らなかったこと。」
  2. 「ターニングポイントは、毎日の【基本に忠実な学習】による成長の日々。」

つまり、毎日の積み重ねが決め手であり、毎日がターニングポイントになったということです。

成績が低迷したり、不安定だったりする時期は、能力や才能があるだけに「我流」になっていることが往々にして見られます。「我流」では、一時的に成績が上がっても、長続きしない点が難点です。しんどい時期・大変な時期こそ、基本に忠実な学習が必要ですね。

 


全国的に2018年の中学受験は、ほぼ終了しました。名門会でも、次年度の中学受験生の受け入れが始まっています。

今年の受験生・保護者からも、多くの感動をいただきました。また、いただいた多くの学びも武器に、次年度も、「夢の第一志望校合格」に向けて、受験生指導を全力で行っていきます。

来年も一人ひとりの受験生から、多くの合格のドラマが見られることを今から楽しみにしています!
がんばれ、中学受験生!夢の第一志望校合格に向けて!【You can do it!】

文責:S.H

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