実際に話を聞いて肌で感じた学校情報 第16回 昭和大学医学部 入試説明会 参加レポート

カテゴリ : 大学受験, 学校情報

名門会教務本部の担当者が、実際に学校を訪問してみて、肌で感じた生の情報をご紹介!
第16回目の今回は、昭和大学医学部の入試説明会の参加レポートをお届けいたします。

学校名 昭和大学医学部
所在地 東京都品川区旗の台1-5-8 (東急池上線 旗の台駅より徒歩5分程度)
ホームページ http://www.showa-u.ac.jp/sch/med/

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昭和大学正門

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上条講堂(ここで実施されました。)

■昭和大学の沿革・建学の精神

 創立者の上条秀介博士は、学問と研究に偏った当事の帝国大学の医学教育に疑問を持たれ、人々の求め役立つ優れた臨床医を養成する事の重要性を世に訴え、1928年(昭和3年)に昭和大学の前身・昭和医学専門学校を創設、同附属病院が開院されました。
 創立以来、昭和大学が掲げられた建学の精神があります。それは、「至誠一貫」です。これは、「常に相手の立場にたって、まごころを尽くす」という意味の精神で、言い換えれば“痛みを抱え、弱い立場にある患者さんに対し、医療に従事する者はまごころを持って接する”という考え方です。この精神は、医学部、歯学部、薬学部、保健医療学部の“医系総合大学”として歩む今日に至るまで、色褪せることなく、88年にわたり受け継がれてきました。

 

■昭和大学が求める「学生像」

  • 常に真心を持って人に尽くす意欲と情熱のある人
  • チーム医療を担うための協調性と柔軟性のある人
  • 医療や健康に関わる科学に強い興味を持つ人
  • 自ら問題を発見し解決する積極性のある人
  • 医療を通じた国際社会への貢献に関心のある人
  • 1年次の全寮制共同生活・学習に積極的に取り組める人

 

■昭和大学の強み

1.海外留学制度

 昭和大学では、海外との学術交流を積極的に推進されており、これまで数多くの教員及び学生の交流、学問的な情報交換により、相互の教育・研究の成果が上げられています。後程ご紹介する、多彩な海外研修プログラムが全学年にわたって用意されています。また、多くの学生が交際交流の機会を得られるように、費用面をサポートする「奨学金」も導入されています。

 それでは、多彩な海外研修プログラムをご紹介致しましょう♪

場所 対象 期間 研修内容
1年次夏期研修 ポーランド州立大学 全学部1年次 約1ヶ月 医療施設見学、医療講義、英語教育。アメリカ西海岸の大自然・文化に触れる。
JCCサマープログラム ジェームスタウンコミュニティカレッジ 全学部2年次以上 約3週間 英会話の学習、医療施設見学。アメリカ東海岸の大自然・文化に触れる。
PSU春季プログラム ポーランド州立大学 全学部2年次以上 約2週間 医療英語のスキルを磨く。現地の医療大学の学生と交流、学内医療施設見学。
ULCAサマーセッションズ&ホスピタルヴィジット カリフォルニア大学ロサンゼルス校 医学部2年次/薬学部3年次 約6週間 ULCAの正規授業を受講。Ronald Reagan ULCA Medical Centerの見学とオリエンテーション
短期海外実習・研修プログラム 主に各学部の協定校で実施 医学部2~4年次/歯学部3~4年次/薬学部3~5年次 2週間~1ヶ月 夏季・春季休暇を利用した短期研修。
海外選択実習 協定校
他大学・医療機関
医・歯・薬学部6年次 4~6週間 選択実習のカリキュラムで、海外での臨床実習に参加。

 海外研修先がみんなアメリカです。アメリカの教育と日本の教育とで違いがあるのです。その違いとは何か、水泳にたとえてご説明致します。

日本 アメリカ
・平泳ぎの理論を学ぶ
・クロールの理論を学ぶ
・背泳ぎの理論を学ぶ
・バタフライの理論を学ぶ
・水泳全体の理論を学ぶ
・ビデオ等で泳ぎ方を視聴する
・海・プール等に行って実際に泳ぐ
・上手く泳いで評価をもらう

 日本では「理論を学ぶ」事が殆どなのに対し、アメリカでは「せめて水に顔をつける練習をする」教育がなされています。昭和大学は、こうなる為の医学教育改革として、医師となるモチベーションの促進・持続、受動学習ではなく能動学習、自ら問題を解決していく問題解決学習等を実践しています。

2.1年次全寮制

 昭和大学のもう1つの強みは、富士吉田キャンパスでの1年次全寮制!!どの学部も1年次に富士吉田キャンパスで全寮生活をします。お互い学部の違う4人が同じ部屋で共に過ごす事で交流が深められ、基礎科目・教養科目・専門科目等幅広い視野を養ったりもするので、この1年間は大学生活の中で大きな意義をもたらします。85%以上の学生が、この寮生活のメリットを実感しているそうです。

 詳しくは「在学生の生活&受験生へのメッセージ」にも記載してございますので、ご確認下さい♪

 

■医学部入学試験概要について

【入試日程】
 Ⅰ期とⅡ期があります。2018年実施のものが発表されましたので、下の表に纏めます。

試験日 試験会場 合格発表日
Ⅰ期 1次:1/26 1次:五反田TOCビル 1次:1/31
2次:2/3 or 2/4 2次:旗の台キャンパス 2次:2/5
Ⅱ期 1次:3/3 1次:五反田TOCビル 1次:3/7
2次:3/10 2次:旗の台キャンパス 2次:3/12

【入試科目】
 Ⅰ期もⅡ期も同じです。

1次 【数学】Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲ(100点満点)
【英語】コミュニケーション英語Ⅰ~Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ(100点満点)
【理科】物理基礎+物理、化学基礎+化学、生物基礎+生物から2つ選択(200点満点)
2次 【小論文】
1時間で600字程度
【面接】
・志望動機
・高校時代に取り組んだ課外活動
・高校時代に取得した取得・実績について
・小論文の記載内容について
等々

※2次試験では、資格したもの、実績を出したものの証明書のコピーが必要になります。
※繰り上げ合格の場合は学校から電話で連絡します。出られなかった場合、ある期間(不明)以内に折り返しをしなければ、合格が取り消されるとの事なので、要注意です!!

 

■在学生の生活&受験生へのメッセージ

医学部6YUさんより・・・
 この方からは、①1年次富士吉田キャンパスでの全寮制について、②勉強について、③病棟実習、④部活動、⑤受験生へのアドバイス をお話し下さいました。

  1. 1年次富士吉田キャンパスでの全寮制について
     「部屋メン(部屋メンバー)」、「フロアメン(同じフロアのメンバー)」、「部屋コン(複数の部屋仲間?)」
    というものがあります。部屋メンは、1部屋4名(「医・歯・薬・薬」、「医・医・歯・薬」等の組み合わせがあります)で、部屋コンは男女5~6部屋分の学生対1担任というしくみになっています。
     色々な学部の学生同士で交流を深められ、価値観の広がりを味わえています。週末等に、色々なメンバーで温泉に行ったり、富士急ハイランドに行ったりと、“富士吉田の旅”を楽しんでいます♪
  2. 勉強について
     1年次は基礎、2年次以降は専門科目を学んでいます。我が校の自慢は、PBL(Problem Based Learning:問題解決型実習)チュートリアルです。ただ内容を学ぶだけでなく、主体的に勉強方法を学んだり、他学部の考え方・価値観を理解したり、自分の考えを他者に伝えたりする事が出来るのは非常に大きいです。
  3. 病棟実習
     4年次から病棟実習が始まります。豊富な附属病院で共用試験(OSCE、CBT)を行い、習熟度が審査されます。一人ひとりの患者さんとの出会いを大切に、貴重な経験をさせていただいています。
  4. 部活動
     殆どの人が所属しています。色々な他大学とのつながりがあり、多くて10大学100人以上と仲良くなれます。
  5. 受験生へのアドバイス
     自分の「スタート」と「ゴール」を知ると良いと思います。「スタート」とは、自分が何を苦手としているか・何が出来ないかを意味し、「ゴール」とは、何をどのくらい得意にするか・出来るようにするかを意味します。この2つの間に、具体的なプロセスを考えると良いと思います。
     もう1つ、周りの人を沢山頼ると良いと思います。受験は、1人で乗り切れるものではありません。仲間と交流を深める事で、自分では気付けない何かに気付ける事があります。家族や先生方等にも少し甘えて楽になって戦っていくと良いと思います。頑張って下さい。

 

(文責 Ms.リケジョ♪)

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