センター試験〈2017〉受験生へ、最後の得点アップに向けて絶対に意識してほしいたった一つのこと
カテゴリ : 大学受験
2017年1月14日のセンター試験まで、あと30日(12/15現在)。残り1ヶ月を切りました。まさに最後の正念場。
今回は 「やるべきことはすべてやった!あとは当日勝負!」と開き直った気持ちで受験を迎えられるよう、センター直前の今、最後の得点アップにお役に立ちそうなことを、少しお話ししたいと思います。
私自身が受験生だった時、この時期に 「ある程度の点数まできたら、あとは数をこなすだけだよ。そうすれば、自然と点数は上がっていく。心配しなくても大丈夫だよ!」というアドバイスを受けた記憶があります。
「確かに、演習量に比例し、点数がアップしていくように思うけど…」と感じる一方で、「ただ、演習を重ねれば良いというのは違うよな」とも感じたものです。
そして今、数多くの受験生を指導してきて実感しますが、やはり闇雲に勉強をするだけでは、その効果には限界があります。
たとえばセンター試験に限りませんが、多くの選択問題は最後の2択までは簡単に絞り込めるように作問されています。そして、「最後まで、どちらかな?と悩んで選択した」という経験がある人も多いかと思います。特に知識科目の問題に当てはまりますが、問題に「正解」するときには、
- 自信を持って正解(消去法に全く頼らず正解した時)
- (一部)自信を持って正解(一部だけ消去法の力を借りて正解した時)
- 自信なしで正解(消去法だけで正解した時)
の、3つの形があります。
当然のことですが、「1」の形で答えられる問題を増やさなければ、過去問や模試でたまたま良い点数を取ったとしても、目標点をコンスタントに取ることはできません。本質的には当てずっぽうですからね。
皆さんは、問題集をやっていて、正解の場合は解説をしっかりと読んでいますか? 正解だから大丈夫だしと読んでいない人が多いのではないでしょうか? そのような勉強の仕方では、勉強量を増やしても、せいぜい「2」の正解が増えるだけです。
本当は、不正解と同じ位、正解もしっかりと解説を読み見込まなければならないのです。そして、間違っている解答については、どこが間違っているのか0から調べて学び直す必要があるのです。
結果として正解できたら良いのではなく、「これを根拠に、自信を持って正解した!」といつでも言いきれるように、直前の今からでも教科書・ノート・資料集を広げましょう。そして、隅々まで再度しっかりと見直してみましょう。
はっきりと覚えきれていなかったことが再確認できたり、今まで問題には出てこなかったけど実はこんなのもあったよなという再発見があったりするはずです。それを繰り返していけば、本物の知識が身につき、「1」の形の正解を増やせます。
例えば、化学第1問の知識問題などは、良い例かも知れません。実際に、化学第1問のような単純な知識を問う問題が、センター試験で高得点が取れない“足かせ”になってしまっている生徒は多いです・・・。
何か思い当たる人は、今すぐ取り組んでみて下さい。本番での失点を防ぎ、更に得点を伸ばす発見があるはずです。きっと得点力アップの近道になることでしょう。
理屈や理解をベースにした知識をもってセンターに向かえば、どんな問題・形式であろうが太刀打ちできます。応用問題が良くできる人ほど、常に基礎・基本を大切にしていることと何か良く似ていますね。
何度も繰り返すようですが、
センター試験で成功する(毎回コンスタントに目標点が取れる)人とは、「どんな問題・形式であってもできる人」=「単純暗記でなく、理屈や理解をベースにした知識で正解する人」
です。この1つだけは忘れずに、年末年始のラストスパートに励んでください。
名門会では、センター試験対策がうまく行かず悩んでいる、どうしていいか分からない科目がある、もっとテクニックも教えてもらいたい等のご要望に、個別に対応しております。メールフォームから、お気軽に質問や相談をお寄せください。
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センターに向け、頑張れ!受験生!
文責 S.H.