医学部合格者座談会~ 合格のポイントは演習にあり!【前篇】

カテゴリ : 医学部受験, 合格体験談

これまで数多くの名門会生を医学部へ合格させている山田具孝先生。今春は、教え子2人が日大医学部に現役合格。早くも大学での授業が始まっているお二人に目白校に来ていただき、山田先生を囲んで座談会を行いました。その模様を2回に分けてお送りします。

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プロフィール

山田具孝(やまだともたか)先生
東大卒。指導歴25年。目白、吉祥寺、渋谷などで指導中。指導科目は数学、物理、化学、生物。今春の合格実績は慶応大(医)、東京慈恵会医科大、日本医科大、順天堂大(医)など。

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くん
東京学芸大附属国際中等教育学校卒。山田先生の数学を受講。趣味はドラム、エレクトーン。高校では音楽部に所属。

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くん
暁星高卒。山田先生の数学、物理、化学を受講。趣味はピアノ演奏。高校では音楽部に所属。

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●まず、最初に入会時を振り返ってください

:入会したのは、中3の3月でした。家から近いというのが一番の理由かな。成績的にも伸び悩んでいましたし。

山田先生:そうだっけ。学校の成績で悩んでいたという印象はなかったな。というか、私の授業では先取りだけしかしてなかったから、学校の成績について触れる機会はなかったね。
:確かに学校はテストよりもレポートとかが主で、受験が心配でした。医学部に行くと決めたのは高2の最後くらいです。

:僕は高2の冬に入りました。それまでは本当に勉強しない人で、「勉強するなら部活やるわ」っていうスタンスでした。当時は全然医学部は考えていなくて、高2秋くらいから頑張ってめざしてみようかなと思い始めました。大きな教室で勉強するというのが性分にあってなかったので、いつでも質問したいときにできる個別指導がいいなということで入会しました。

 

●中3、高1時代はいかがでしたか

:全然勉強してないです。内部進学だけを気にしていました。勉強の習慣がなくて、学校である程度理解していればいいやと。テスト前だけは勉強していましたけど、毎日決まって何時間というのはなかったですね。

:少人数塾に通ってとりあえずはやっていたけど、やる気はあまりなかった。とりあえず塾の宿題だけやっとけばいいや、という感じで。学校の勉強もどちらかというと研究とか国際交流とかに力を入れていました。

 

●やる気スイッチが入ったのはいつごろですか

:もともと、目標を決めると頑張れる人だったんです。勉強は嫌いだったけれども医者にはなりたかった。それだったら勉強せざるをえない。やるんだったら、ちゃんとやろうと。目標を決めたのは高2の秋くらいです。

:僕の場合は、高3の春かな。最初からどこも受からないと思っていました。高3の春くらいに名門会の教室のブースでも自習ができるということを知って1日こもるっていうのをやり始めた。まず形からということで。

山田先生:確かにその頃から、授業がない日でも教室で見かけるようになったね(笑)。夏ごろからかなり難しい問題でも解けるようになってきたからそういうこと(スイッチが入った)なんでしょうね。えてして男の子とは、そういうもの。やらなきゃいけないと思ったら強い。女の子の場合は、ルーティンでこつこつやっていくのが性に合っていることが多いのだけれど、男の子は、目標も定まらないのに中1から無理矢理やらせてもだめ。「いいからやれ」とやらせても耐えられなくなって勉強嫌いになるだけ。かの鉄緑会でも、男の子が「本気モード」になるのは高2から高3あたりが多いようです。自分も、本当に勉強するようになったのは浪人して以降でした(笑)

 

●スイッチが入って勉強のやりかたが変わってきましたか。

:例えば数学でいうと、「1対1対応」(東京出版の大学への数学1対1対応の演習)をずっとやっていました。前なら、例題をパッと見て理解して、すぐに演習に入るという感じでした。今から考えると、なめてかかっていたんです。「もう1回例題からちゃんと解いてみよう」と思って解いてみたんですが、さんざんやって大丈夫だと思っていた問題でも、どこかで思いがけず、つまずいたりするところがありました。そこで「今までとはやり方を変えよう」と思ったんです。なめてかからずに、1つずつ潰していく。

山田先生:私の授業の演習で、勉強のやり方に気が付いてくれたということかな。私の授業では問題演習を行うのだけれど、そのことの第一段階の目標は、今大原君が言っていたことなんです。「頭ではわかっていても実際はできない」ということを授業中の演習によって強制的に経験させる。公式を忘れたと思ったときに、自分1人だと気軽に公式を見返すことができるけれど、授業では公式を忘れたということを痛感せざるを得ない。計算間違いも、自分でやっていたら「あ、計算間違いだ」と軽くすませるところを、授業では私に「計算間違いだね」と指摘される。それによって「頭ではわかっていても実際はできない」ことに気付く。このことは、私が自分の経験から認識したことですね。中高生時代の私は、学校の授業の内容は1回聞けばわかったし模試でもいい成績だった。それでも現役で大学に受からなかった。そこで「頭でわかったのと実際に解けるとは違う」ことを認識したのですね。一見して「あ、こんなのわかるよ」という問題をあえてやると意外とできない。あるレベル以上の数学の問題では、式の形や流れからそれ以降の展開をその場で考える必要があるのですが、そのことは頭で考えていてもわからない。手を動かさないとわからないというのを痛感したんです。

:マセマ(初めから始めるシリーズ 講義型参考書)を読んでそれだけで分かった気になったり、セミナーがつまらなくなったりで、はやく応用を解きたいと思っていました。でも、高3の春くらいに、基礎がぐらついていたのに気付いた。時間がないという意識になって。気持ちは急ぐ。急げば急ぐほど基礎がついてこない…。

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基礎が大切とは、よく言われますが、このあとどのように立て直していったのでしょうか。山田先生の授業の中に多くのヒントがあるようですよ。
ぜひ、後編をお楽しみに!

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