2017年秋 第二回講師研修会開催報告<名古屋・関西・岡山・広島・九州>

カテゴリ : 名門会からのお知らせ, 開催レポート

名門会では、去る11月13日(月)に名古屋支社にて、14日(火)に関西(大阪支社)にて、15日(水)に岡山支社・広島支社にて、16日(木)に福岡支社にて、本年度2回目となる講師研修会を開催

(大学受験英語:模擬授業)

(大学受験英語:模擬授業)

(中学受験算数:模擬授業)

(中学受験算数:模擬授業)

(進路指導に関する方針説明)

(進路指導に関する方針説明)

(大学受験数学:担当講師による指導法および合格のためのアドバイス) (大学受験数学:担当講師による指導法および合格のためのアドバイス)

(2018年度入試最新情報:中学受験編)

(2018年度入試最新情報:中学受験編)

名門会では毎年恒例のこの時期の研修会。今年も以下のように「今からの合格」を中心とした意見交換と、指導法に関する模擬授業などを実施いたしました。

■テーマ1:

「どうやって逆転合格を可能にさせるのか?どうすれば、逆転合格が可能なのか?」

■テーマ2:

「確実に合格させるために、今からでもこれはさせておきたい!」

■テーマ3:

「直前期の今だからこそ、こんな点に注意をしながら指導をすべき!」

2018年度入試本番まで、すでに残り2カ月を切りましたが、今からでもご参考になることが多いと思います。概要を以下にご報告いたします。

 

テーマ1:「どうやって逆転合格をさせるのか?どうすれば、逆転合格が可能なのか?」

【問題提起】
いまだに過去問演習を大切にしない塾もある。過去問こそ、受験直前期の今は最高で最良の問題集である。
また、生徒が持っている能力を本当に磨ききったのか?もう一度細部まで点検してみよう。生徒の答案をじっくり分析せずに、データのみで判断してはいけない。そんな誰にでもできることでは合格はできない。

【まとめ】
過去問は1回演習すれば終了ではない。第一志望なら20年分。できるならもっと遡っても良い。また、同程度の偏差値の学校であれば必ず参考になる問題もある。最終仕上げの段階では、受け身の受講スタイルではなく、一人ひとりのクセや特徴をつかみ、個々の対応をすべき。
合格点を超えるために、解答の順番・問題ごとの制限時間・苦手弱点の克服・解答のクセの修正など・・・。生徒達の可能性については、個々の対応により、まだまだ磨き続けることが絶対に可能。

 

テーマ2:「確実に合格させるために、今からでもこれはさせておきたい!」

【問題提起】
入試直前期だが、どうしてもマスターさせたいことがある場合、どこまでこだわって(時間をかけて)指導をすべきか?

【まとめ】
1回目:授業中での解説および演習。2回目:宿題で再度トライ。3回目:宿題CHECK+授業で解説および演習。
上記の取り組みの後も、必要なら何度でも同じことをさせる。もちろん、同じことばかりを扱う訳にはいかないが、入試前の今の時期だからこそ徹底的にマスターさせるべきことは、どんなに時間がなくてもこだわってさせるべき。

 

テーマ3:「直前期の今だからこそ、こんな点に注意をしながら指導すべき!」

【問題提起i】
(大学受験英語)単純なクジラ構文なら間違えることは少ないが、文章が長く複雑になるとthan以下を否定にすることを忘れる生徒が多い。クジラ構文に限らず、せっかく覚えた構文が長文になると意識できずに読み落としてしまっている生徒が多い。
(例)A whale is no more a fish than a horse is.
(クジラが魚でないのは、馬が魚でないのと同様である)

【まとめ】
(実際の過去問は省略)実際の入試問題にて、クジラ構文に関わる長文が散見されている。no moreが来たら、必ずthanが続くことを意識させておくべき。

【問題提起ii】
(大学受験英語)ここ7~8年、急に入試問題で多く見かけるようになった倒置がある。

【まとめ】
(実際の過去問は省略)普段から構文を意識して読ませるようにしていると、SVCOやSVMOなどの倒置があった場合でも対応ができる。構文を意識して読ませることは、長文読解における必須条件である。

【問題提起iii】
(中学/大学受験を問わず、最難関中学や大学ほど)赤本の解答は完璧ではないことを前提に教えるべき。大切なことは、問題ごとに多くの解法の中から、最高のものを選択して使い分けること。

【まとめ】
赤本の解答はあくまで一例。オーソドックな内容で記載されているが、決して完璧なもの・ベストなものばかりとは限らない。問題によっては、他の内容でマスターしても全く問題ないパターンもある。塾ごとに教え方が異なるように、解法についても同じではない。大切なことは、沢山の解法を生徒に与えて、その中で問題ごとに取捨選択できるようにすること。


いかがでしたでしょうか?ご参考になる点はありましたでしょうか?

2018年度入試直前となりましたが、受験生一人ひとりの受験が、決して後悔ないものであって欲しいと切に願っております。また、受験直前期の今からでも本当にできることがたくさん残っています。今更ではなく、最後の最後まで一緒に取り組んでいければと思います。

ご質問やご相談のある方については、下記のメールフォームからお気軽にお問い合わせください。

名門会は、これからも受験生の皆さんの夢の第一志望校合格を全力で応援していきます!

 

文責S.H

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