2018年度中学入試 これから受験する人必読!【受験に勝つための最後の3つの心得】
カテゴリ : 中学受験, 名門会からのお知らせ
本年度もいよいよ受験期に突入しました。名門会にも嬉しい報告が続々と届いております。
志望校に合格された皆さん、本当におめでとうございます。
これから受験が始まる方も多いことから、本日は名門会で入試前日まで行われている「直前対策指導」の中から、最後にこれだけは押さえておきたい3つの心得をまとめておきたいと思います。受験直前の参考にしていただければ幸いです。
■心得その1:本番を想定して、問題の解き方・答案の書き方の問題点を見直しておくこと
受験はこれまでの指導の「総決算」ですので、「直前対策指導」では、新たな指導は必要最小限に留め、これまでの指導内容を整理・再確認することに重点を置くようにしています。その中でも特に大切にしているのが、試験本番を想定した問題の解き方・答案の書き方のチェックです。
中学受験に限りませんが、勝負に勝つためには、本番のプレッシャー・焦り・緊張に負けず、練習通りの実力を発揮することが重要です。本番を想定した練習をしっかりしておけば、当日焦ることはありません。過去問などを利用して、以下の点をチェックしておきましょう。
☑ 計算のやり方・工夫・検算の仕方に問題や改善の余地はないか?
-より早く正確な計算方法、ケアレスミスを防ぐ計算方法がないか?
☑ 問題用紙・解答用紙の使い方に問題はないか?
-余白の活用・問題文の読み方・線の引き方などが適切か?
☑ 解答を始める前に、問題ごとに適切な目安の時間を立てられているか?
-時間をかけてもよい問題・時間をかけるべきでない問題の仕分けができているか?
☑ どの問題から解答を始めるか?その選択が正しいか?
-難易度は問題の順番通りとは限らない、確実に正解すべき問題の仕分けができているか?
☑ 解法の下書きに問題はないか?
-難易度の高い問題にも対応できる下書きができているか?
■その2:「想定外の事態」が起きたときの対策をしておくこと
いくら普段の模試で良い点数を取っている生徒でも、受験校の問題傾向が大きく変わり問題数が増加した場合や、難易度が大幅にアップした場合などには、問題を見てあせらずにはいられないものです。私が受け持った生徒の中にも、「全ての問題に目を通した瞬間、頭が真っ白になった…」と話してくれた生徒が実際にいました。
しかし、その試験を受ける受験生全員が同じ土俵に立っています。想定外の事態に遭遇したとき、その場でうまく立て直せるかどうかが、合否の鍵を握ります。
そのため、名門会の直前対策指導では「想定外」への対策も行っています。たとえば「これに気づいたら正解を導ける切り口」=「着眼点」の見つけ方をおさらいしておくことはとても有効です。
より即効性のあることとしては、「問題の仕分け方」に関する以下のポイントは、一度シミュレーションしておくだけでも、本番での対応力が格段に上がると思います。
想定外の問題 | 対策 |
---|---|
全ての問題に目を通してみたが、これまでの過去問よりも、問題数が増えている。一見すると、問題の難易度も下がっていないように見える・・・。 | 一問に使える時間を再設定する。問題数の増加に伴い、難易度が下がっている・時間がかからない問題が増えているケースが多い。 |
全ての問題に目を通してみたが、これまでの過去問よりも問題の難易度が上がり、すぐに解けそうな問題や確実に正解できそうな問題が見当たらない。 | 解けそうな問題に、優先順位を付けて解答する。一見、難しそう・時間がかかりそうな問題でも、誘導や、着眼点に気づけば、一気に答えが導けることも多くあり。 |
問題傾向が変わり、得意な問題(いつも確実に正解できた問題)が見当たらない。 | 傾向が変わっていても、難易度が変わっていないケースが多い。練習通り、確実に正解すべき問題から解答を開始すれば良い。 |
■その3:受験校の戦略を試験前に再確認し、受験校ごとに頭を切り替えること
多くの方が2校以上の学校を受験するものと思います。これまで複数の受験校に向けて準備をしてきたわけですが、それぞれの学校ごとに異なる戦略がある以上、試験時にはその学校だけに頭を切り替えておくべきです。
そのための心得は、ただ1点。試験前にその学校の戦略を再確認した上で、本番に臨むようにしてください。当たり前のことのように思われるかもしれませんが、近年は、連続日程の受験はもとより、午前午後のダブル受験も珍しくなくなりました。終わった試験に引きずられることなく、次の受験校に頭を切り替えるためにも、ぜひ徹底してください。
また、連続受験が続くとどうしても集中力が途切れがちになり、ケアレスミスが出やすくなります。とくに、早朝からの連続受験が続くような場合には、自分では元気なつもりでも、心身の疲労は確実に積み重なっています。試験があった日の夜は、翌日の戦略の確認に留め、早めに就寝することを心がけてください。ダブル受験の場合でも、休憩・移動・待機時間に外の空気を吸ったり、ストレッチをしたりして、少しでもリラックスできるように努めてください。
(例外としては、どうしても解けなかった問題と似たような問題が、他の受験校でも出題されることがありますので、気になった問題は試験が終わったら時間を惜しまず、すぐに正解を調べておくべきでしょう。)
以上3点、入試本番でいつもどおりの実力を発揮するためにも、ぜひ押さえておいてください。
また、名門会受講生に配布している「当日チェックリスト」が下記リンクからダウンロードできますので、入試当日にお役立ていただければと思います。
<当日チェックリスト>
2018年も、名門会は受験生の皆さんの夢の第一志望校合格を全力で応援しています!
がんばれ、中学受験生!夢の第一志望校合格に向けて!【You can do it!】
分析:S.H