2018年度 岡山最難関中入試(岡山白陵中・就実中)をプロ教師と振り返る!最難関に合格する受験生に必要なのはやはり難問に「粘り強く取り組む力」です!
カテゴリ : 中学受験
本日は、名門会岡山支社で毎年多くの最難関中受験生を合格に導いている、城仙 克視 先生より、2018年度「最難関中入試の振り返り」および「今後の受験対策」についてのアドバイスをいただきましたので、ご紹介したいと思います。
◯城仙克視 先生(名門会岡山支社所属) 出身大学:慶應義塾大学(経済) 指 導 歴:42年(元学習塾講師) 指導教科:中学受験算数・理科・数学など 合格実績:岡山白陵・就実・修道・岡大附属中など |
◯インタビュアー: 石崎 慶 (名門会岡山支社 教務責任者) 出身大学:同志社大学(商) 指 導 歴:12年 指導教科:中学受験算数・国語など 合格実績:甲陽・洛南・岡山白陵・就実中など |
◯城仙克視 先生(名門会岡山支社所属) 出身大学:慶應義塾大学(経済) 指 導 歴:42年(元学習塾講師) 指導教科:中学受験算数・理科・数学など 合格実績:岡山白陵・就実・修道・岡大附属中など |
◯インタビュアー: 石崎 慶 (名門会岡山支社 教務責任者) 出身大学:同志社大学(商) 指 導 歴:12年 指導教科:中学受験算数・国語など 合格実績:甲陽・洛南・岡山白陵・就実中など |
□最難関中合格者への指導内容とは?合格者に共通して備わっている「ある力」とは?
石崎:毎年、多くの最受験生を合格に導いていただいていますが、今年の合格者の指導を振り返って一番印象に残っていることは何ですか?
城仙:全国のどこの中学でも同じかと思いますが、やはり大学入試改革の影響もあり、年々思考力を問う問題が増加しています。ぱっと見て「取っ付きにくそうな問題」や「複雑な条件整理が必要な問題」が増えており、難易度を見極める力がない生徒は、その時点であきらめてしまう生徒が増えていますね。
ただ、合格する生徒は、そこでぐっと踏ん張ることができ、わからないなりにも何か書き残すことができる生徒が多かった(そういう訓練を積んできている)ということです。条件整理の仕方(下書きの書き方)から丁寧に説明をすることが非常に増えましたね。
石崎:やはり、最難関に合格する生徒は、何よりも「粘り強く考える力が非常に強い!」ということですよね。それでは、普段の指導において、その「考える力」を引き出すために先生が指導に取り入れていることは何ですか?
城仙:まずは、どんなに難しい問題でも条件整理のため、手を動かしてみる、何かを書き入れてみるなど、試行錯誤する方法を伝えています。一見、どんなに難しそうに見える問題でも、着眼点が見つかれば一気に正解できることをできるだけ多く経験させたり、最後まで粘って問題を解く姿勢を早く身につけさせたりするようにしています。考える力が身につけば、本当に強い生徒になりますね。
また、本当に考えて質問をしているのか?は常に気にかけています。場合によっては解答を再度CHECKさせたり、別解を考えさせたり、敢えて質問に答えない(ヒントだけを与える場合もあり)ことも必要な指導だと思っています。
石崎:個別指導だから、何でも質問すれば良いとなると力がつきませんから、「本当に、今の力では解答することができないのか?」の見極めをしながら対応をしていただいているということですね。宿題も、白紙で持参をして、「何も分かりませんでした!」といえば許されるのではなく、やはり何も記載していない宿題については駄目ですよね。本当に何も分からない問題であったとしても、何か書いたものを宿題として持参するように、今後も伝えていきたいと思います。
□岡山白陵中・就実中の入試問題から、何が分かるか!?
石崎:よく言われることですが、入試問題には「学校から受験生に対するメッセージ」が込められていますよね。先生は、岡山白陵中および就実中の算数の問題からどんなメッセージを感じますか?
城仙:まず、岡山白陵中ですが、短時間で情報整理をしながら解答を作る力が求められます。問題文中に誘導(ヒント)が記載されており、それを元に丁寧に作業を積み重ねると正解にたどりつけますが、出来るだけ短時間で仕上げないと、「速さ・図形・場合の数」などの時間のかかる問題に手をつけられない問題構成になっていると感じます。出題者の意図や狙いを理解できれば、設問にある誘導についても解答に大きく役立つ構成になっています。
次に、就実中ですが、所々に難問が散りばめられていますが、大半は基本問題がバランスよく配置されている印象です。問題の難易度や制限時間を見極め、ミスをせず確実に得点することがカギであると感じます。
石崎:なるほど。それでは、これから岡山白陵および就実中学をめざす生徒は、制限時間やバランスに気をつけて勉強を続けていけばよいということですね。
城仙:そうですね。毎年、岡山白陵・就実の中学生になった生徒の指導をしていると、やはり、入学時点で、丁寧に作業ができるとか、苦手弱点のないバランスの良い勉強ができとかの生徒でないと苦労することが多いですね。
【JR岡山駅東口徒歩2分でアクセス可能です!】 | 【受付ではどんなご相談でもお聞きしています!】 |
【送迎される保護者の方のために、受験情報誌を取り揃えた待合スペースを設けています】 | 【机が広く、隣の席と仕切られた自習スペースを設けています。授業がない日も利用できます】 |
【受付から奥に進むと指導ブース以外に自習室や過去問や参考書を設置した書庫があります】 | 【生徒1人につき、2名の社員が担当・担任となり、志望校合格・成績向上をサポートします!】 |
□これから受験生になる生徒、および保護者の皆様へのアドバイスをお願いします!
城仙:成績が上がる生徒に共通するのは、やはり「難しい問題から逃げずに、じっくりと考える力」があることです。自宅で子供さんの勉強を見られている保護者の方も多いと思います。保護者の方が、教えたりする必要は全くありません。CHECKしてもらいたいこととして、「分からない問題に、どこまで向き合って取り組んでいるのか?」については、きちんとご確認ください。今の段階で分からない問題があったとしても問題はありませんから、今のうちに「受験生として力がつく勉強方法」をマスターしていけるようにサポートをしていただければと思います。
石崎:大手進学塾に通われている方が多いと思いますが、これから大量の宿題や課題をこなす日々となります。本当に力がつく宿題のやり方を、これから受験前日までキープし続けてもらいたいと思います。流れ作業や・制限時間を設定していない・考えないままに取り組む宿題であれば、多くの時間を費やす宿題の時間に効果がなくなってしまいます。
宿題のやり方については、これからも親子で話し合ったり、名門会の先生を交えて話したり、徹底的にこだわってもらいたいと思います。
☐名門会岡山から難関中へ合格した先輩より、後輩(受験生の皆さん)に一言メッセージ!
いかがでしたか?難関中合格への道のりは決して平坦なものではありませんが、「合格のための戦略」は必ず見つかります。
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文責:H.S.