中学受験 親の役割 ~我が子への“教育力”の差が合否を左右する!?~
カテゴリ : 中学受験
2021年度中学受験生にとって“折返し地点となる夏休み”が目前に迫ってきました。
特に今年は新型コロナウイルスによる影響が大きく、短期間で最大の成果を出す“工夫”と “努力”が必要な年です。
そこで今回は、最高の成果を出すために必要な、親(保護者)の役割についてお話しいたします。
■「塾に任せていれば大丈夫」ではありません
学校の夏休みは大幅に短縮。集団塾も例年とは異なる過密スケジュールで迎える夏期講習。ところが、受験生一人ひとりを見ると、休校中の学習の進度や定着度合にかなりばらつきが出ているというのが現状です。
急にハイペースな一斉指導で受験対策が始まって、「さぁ、夏は塾で頑張るのよ!」で大丈夫でしょうか? 集団塾は一人ひとりの“個性に応じた”勉強方法の見極めは十分ではありません。例年になくハードな夏に挑む我が子の指導を、塾に任せっきりにする(期待する)のはハイリスク。今年こそ、より確実に一人ひとりを見る目が必要です。
◆親こそが、我が子のことを知り尽くした“指導のプロ”!?
勉強方法、モチベーション管理、学習時間・環境管理、体調管理など、その子に合った最適(最高)な指導ができるのは親に他なりません。
集団塾は、受験指導のプロですが、それは教科指導についてのこと。一人ひとりの個性に合わせた勉強方法の指導までを集団塾に依頼(期待)することは難しいと思ってください。
◆全く同じ授業を受けているのに、成果が違うのはなぜ?
学校や集団塾で、全く同じ「時間数」「授業内容」「環境」の授業を受けても、その成果は生徒ごとに異なります。受験勉強で成果を上げるためには、次の表の項目を一人ひとりに合わせて最適化する(特徴を踏まえたり・改善したりする)必要があるのです。
◆“成績を上げる勉強”をするところは、塾ではなく自宅です!
集団塾の授業は、あくまで知識や解法の「インプット」が中心です。
ところが成績を上げるには、実際の問題を使った知識の「アウトプット」(実戦演習)が必要です。
つまり、集団塾に通っているのならば、アウトプットは自宅での宿題でカバーすることになります。
そこで、成績を上げるために、宿題を個別最適化しなくてはいけません。
[1] 宿題を、どこまでやるか?
Ex.「指示された範囲だけ」やるのか、「応用問題などにも挑戦」するのか
[2] 宿題を、どういう目的でやるか?
Ex.「理解度・定着度を深める」目的でやるのならば、ただやみくもに解いて終わらせるだけではNG。
[3] 宿題を、どのように捉えるか?
Ex.「クラス全体に向けた学習指示」だから、「自分に必要な勉強」は宿題とは別にやる必要があると捉えられているか
と、挙げていくと切りがありませんが、こういった判断は小学校6年生の力では難しいというのが現実です。やはり、個々に学習のマネジメントを行ってあげる必要があるのです。
◆合格までの道のりは「本人の努力の裏に、親の努力とサポートあり」
中学受験合格は、生徒自身の努力の結果です。しかしその努力の裏には、必ず「親の努力とサポート」があるのです。
全て親が先回り対応をする受験勉強法に弊害があるのは事実です。しかし、例年以上にさまざまな不透明要素の多いコロナ禍の受験においては、やはり親の役割が大きなカギを握ります。付かず離れずの距離感を保ちながらも、しっかりと合格への道のりを共に歩みながら成長を支え、見守っていただきたいと思います。
●合格後に振り返る「僕の私の中学受験、重要な局面で支えてくれたのは?」
文責:S.H
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学校の夏休みは大幅に短縮となりましたが、集団塾や予備校のスケジュールは例年と大きな違いがないところが多いようです。
果たして、超過密の授業スケジュールで成果が出せるのか、非常に心配です。
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