広島大学附属中合格に導いた教師と2017年入試を振り返る~これが「絶対必要な学習法」!~

カテゴリ : 中学受験, 合格体験談

本日は、名門会の広島・西広島教室で中学受験算数(理科)の教師を務める見田陽先生と、名門会教務担任の大槻文彦先生に、広島の最難関中受験で合格のために「絶対必要な学習法」についてお聞きしたいと思います。

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《見田 陽先生(神戸大卒-合格実績:ラ・サール・広大附属・広島学院・ND清心・修道等他多数)》

 

□ Q1..まずは見田先生、2017年度 広大附属中の入試を振り返り、改めて出題傾向や特徴を教えてください。

検査問題は、問題文から条件を読み取り・整理をして・論理的に考える問題が多く出題されています。「○○算の解法で解ける」と単純ではなく、パターン演習では対応できません。初見問題の出題意図を、短時間で正確に読み取る力が必須です。
また、検査時間は50分なので、与えられた条件下で、正確かつスピーディーに推論を進める処理力も欠かせません。頻出単元は、「規則性」「場合の数」「平面図形・立体図形」「速さ」「水量変化」など、条件整理を伴うことが特徴です。

 

□ Q2.広大附属中受験生で、成績が大きく伸びる「きっかけ」になることは何ですか?

進学塾では、難問系の対策に時間が割かれています。必然的に、受験生もそちらに時間が割かれることとなります。しかし、偏差値が60以下で不安定な場合は、基礎固めが不十分な生徒が多いので、基礎の総まとめを優先する必要があります。難問が解けるようになり飛躍的に成績が伸びることよりも、基礎固めを行うことで、難問にチャレンジする力がついて成績が伸びる生徒の方が多いです。

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《2017年1月19日 広島大学附属中 入試の様子》

 

□ Q3.毎回の指導の際、必ず注意していることや気にかけていることは何ですか?

指導では、正解している問題でも必ず発問をするようにしています。丸がついていても、「何分で正解までたどり着いたのか?」または「解法はスムーズか?」さらに「どうしてその解法を使うのか?」を確認しています。正解できない場合は、複数の解法の中から、本人が納得出来る解法を示します。

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《見田先生 授業風景》

 

□ Q4.一年後の最難関中受験をみすえ、今の時期から必ずやっておくべきことは何ですか?

過去問にチャレンジを開始する夏以降でも、基礎基本の取りこぼしが目立つ生徒が多いです。単純な解法で解ける問題ではなく、工夫をしたり・考えさせたりする出題にも対応する力を今から養うためにも、「どうしてこの解法を使うのか?」(論理的な思考力の訓練)や「こうやったらできるかな?」(発想力の訓練)を確認しながら勉強をしてもらいたいと思います。
また、計算力は必ず受験生の武器になります。計算演習は、毎日5分でも良いので、確実にやっておいてもらいたいですね。

 

□ Q5.最後に、教務担任の大槻文彦先生から、受験生へのメッセージを一言お願いします!

「応用問題や難問よりも、基本問題の対策を最優先」で行いましょう。志望校の過去問対策を行うのは、夏以降でも十分間に合います。
あなたの苦手なタイプの問題は、どんな問題ですか?自覚があるなら、克服するために時間を使いましょう。もし、自覚できていないなら、今まで受験したテスト答案を見直して、間違えた問題の基本問題から、もう一度トライしてみましょう。苦手がなくなれば、必ず力になります。
頑張れ!2018年度 中学受験生!

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《大槻文彦先生(東京学芸大学卒-合格実績:広大附属・広島学院・ND清心・修道他多数)》

 


いかがでしたでしょうか?特殊な解法を教えるテクニック重視の勉強ではなく、問題の本質を見据えた「基礎力・思考力・発想力を鍛えること」に力を置いた指導の様子が伝わってきます。

皆さんにとって、今の勉強方法は、はたして今後の成績がアップできる勉強方法になっているでしょうか?一年後に迫った受験をみすえて、今からじっくりと取り組んでいただきたいと思います。

もしご質問やご相談等がありましたら、どうぞお気軽に、メールフォーム又は名門会の各教室までご連絡ください。

 

文責:S.H.

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