医学部への強い思いが合格へと導いた ~薬学部から医学部への再チャレンジ~
カテゴリ : 医学部受験
先日、愛媛大学医学部医学科に見事合格を果たした森達彦さん(渋谷教育学園幕張高卒)と教務担任の高橋先生に、名門会津田沼駅前校でお話をお伺いする機会がありました。
現役で千葉大薬学部に進学しながら、医学部へ果敢に再チャレンジした達彦さんの軌跡を振り返ってみましょう。
@渋幕での6年間を教えてください
達彦さんは中高の6年間、ハンドボール部に所属。キャプテンも務めていたそうです。「入ったきっかけは良く覚えていないけど、結果的に自分にはすごく合っていた」と達彦さん。勉強の方でも上位の成績だったそうです。渋幕は、中学生の間は勉強のくせをつけさせるためなのか、かなり多くの課題が学校から出ていて、それをやるのに必死だったそうです。これが高校になるとぐっと少なくなって、高3の時にはほとんどなくなるので、自分のペースで勉強できるようになるのだそうです。
@高1の冬からの名門会とのご縁
達彦さんと名門会とのご縁は、高1の冬から。学校の成績は上位の方にいましたが、化学が少し苦手だった達彦さん。お母様が先輩のお母様から人づてに聞いていた名門会の門を叩いてくれました。
教務担任の高橋先生が当時を振り返ってくれました。入会当初から勉強ができるタイプの子だったので、本人が希望する理系学部への進学を早いうちに盤石なものにしたかったとのこと。受験までの2年間のプランを考え、浪人生たちに対抗するためにも、まず化学は必須科目としてできるだけ早く固めていきましょうと、池田先生による授業を開始。すぐに成績が上がっていき、化学が得意科目といえるところまで伸びていったそうです。
@大学に入ってから湧き出してきた医学部への思い
その後、英語を相川先生、数学を山田先生で受講。入会当初の高橋先生のプランより順調に進み、現役受験の段階で、東大を受験してもいいのではと周囲が思うだけの仕上がり具合だったのですが、とにかく慎重に、確実に合格したいという性格(達彦さん談)から、千葉大の薬学部を受験、見事に合格を果たします。
しかし入学して半年、達彦さんの中で、もやもやと現状に納得できない気持ちが芽生えたのだそうです。付属の大学病院の様子を触れる中で、自分がなりたいのは医学の道だと確信。9月に学校を休学し、医学部への再チャレンジを決意します。
@明確な目標ができて変わった意識
英語を指導していた相川先生が、医学部を目標に戻ってきた達彦さんと再開したときの心情を、メモに残していました。「大学を休学して戻ってきた顔つきは、現役時代と全く違ってすごく逞しく成長した印象。自らの意思で、道を決めた自信と誇りにあふれている。」と。達彦さん本人はあまり自覚してなかったようですが、目標が明確になって、やるべきことがはっきりしたことで、9月からの再チャレンジというかなり厳しい状況に立ち向かう本気の決意が、全身からにじみ出ていたのではないでしょうか。そして達彦くんは見事に結果を出してくれました。
最後に高橋先生が達彦くんにかけていた言葉が印象的でした。
「医学部に再チャレンジするというときに、迷わず名門会に戻ってきてくれたことが本当に嬉しかった。各教科の先生もみんな同じ気持ちだったよ。」
達彦くん、医学部合格、本当におめでとうございます。
文責:H.Y