「夢を実現させるための進路選択について」 in札幌聖心女子学院 講演レポート
去る5月19日(土)、札幌聖心女子学院中学校・高等学校 開催 寄宿生保護者様対象の保護者会にお招きいただき、名門会 医学部受験指導責任者の鈴木博より「夢を実現させるための進路選択について」というテーマで講演させていただきました。
札幌聖心女子学院中学校・高等学校での講演は、昨年11月に高1・高2の生徒さんを対象に行った「進路選択と大学受験の準備について」の講演会以来、2度目となります。
今回は、中2・中3の保護者様対象ということで、“数年後に迫るお子様の進路選択の参考になるように”と学校からご依頼いただいた内容に基づいてお話ししました。
以下、簡単ではありますが、当日の講演から抜粋してご紹介させていただきます。
◆夢を実現するための進路選択◆
「進路選択」とは、言い換えれば「夢を実現するためのルート選択」です。
“どの大学を受験するのか”ということは、この進路選択の中で考えていくことなります。
まず、10年後、20年後を考え、どんな職業に就いていたいのかを思い描いてください。
その職業で求められるスキル・知識・資格は何でしょうか? こうやって考えると、必要なルートを探していくことができるでしょう。
具体的になりたい職業がイメージできなかったら、自分の「興味や関心」がある“こと”や“もの”から辿ってもよいかも知れません。また、もし興味が見えていないというのであれば、さまざまな体験を積んだり、自身の得意なことを掘り下げたりして、興味・関心を呼び起こすことから始めてみましょう。
進路選択=夢へのルートがはっきりしてきたら、具体的に目指すべき「夢の志望校」の絞り込みをします。必要なスキル・知識・資格を得るにはどの学部や学科がよいのか、その学部・学科のある大学はどこなのか、そして、大学がピックアップできたら、ホームページでもっと深く調べてみたり、オープンキャンパスなどで実際に見に行ったりしてもよいでしょう。
そして、自分が目指すべき「夢の志望校」が決まったら、次にどうやったら合格できるのかを考えます。大きな俯瞰で合格までの道のりを考えて、そのためにやるべきことを具体的に落とし込んで行きましょう。
合格のためには実はここから後が重要です。果たして今、自分はその道のりを順調に進んでいるのか?
進み具合を客観的に見て、場合によっては見直しをすることができるのか? という計画の管理と実行・修正です。この部分はやはり、周りでしっかりとサポートしてあげる必要があるでしょう。
もちろん最後は生徒自身の頑張りが肝心です。そして具体的に「合格」に向けては、一人ひとりに合った方策が必ずあります。自分の限界を決めず、なりたい姿を思い描いて進路選択をしてもらいたいと思います。
ご参加いただいた保護者様は、ノートを取りながら一様に熱心に講演を聞いてくださいました。
ぜひ、またこのような機会がございましたらお伺いしたいと思います。
余談になりますが、札幌聖心女子学院の学校敷地内は、花や木々に囲まれ豊かな四季を感じられます。学力はもちろんのこと、感受性を育むことができるすばらしい環境で、名門会に通ってくださっている同校の生徒さんが、みな礼儀正しい理由がわかった気がしました。
文責:N.T
《札幌聖心女子学院中学校・高等学校のご紹介 ~学校の特色~》
札幌聖心女子学院は、1963年に開校しました。その母体となるカトリック女子修道会「聖心会」は1800年にフランスで創立され、創立当初から「国際性」を一つの特色とし、次世代の若者たちがより良い世界を築くことのできる教育を目指し、創立者の教えを広め今では世界に146の姉妹校があります。聖心女子大学をはじめとする国内の6つの聖心の姉妹校はもとより、世界の姉妹校との結びつきが強いのが札幌聖心女子学院の他にはない魅力です。本校は開校以来キリスト教価値観のもと「心の教育」を土台にし、グローバルな視点から多彩な教育プログラムを実践しています。20年にわたって取り組んできた探究学習や、日常の学びを補完する海外、国内体験学習、少人数による語学教育などが評価され10年間で3度の文部科学省の研究指定校になっています。
自然に恵まれた緑豊かなキャンパスで、生徒一人ひとりが生涯にわたる師や友達に出会い、自分らしく、伸び伸びと学院生活を送っています。
札幌聖心女子学院中学校・高等学校 URL:https://spr-sacred-heart.ed.jp/