センターリサーチの結果だけに惑わされるな!「あとで後悔しない受験校選択」のポイント
カテゴリ : 大学受験
2017/1/14(土)・1/15(日)の大学入試センター試験を受験した皆さん、今年は数年に一度の大寒波に見舞われ、最悪のコンディションでの受験だったと思います。勉強にはタフな皆さんでも、さすがに疲れましたよね?本当にお疲れ様でした。
さて、センターの自己採点も終了し、いよいよ出願校を決める段階に入ります。
最初から「ここだ!」と出願校を決め打ちにしている方もいるでしょうが、多くの方はセンターの結果を見て「どこに出願しようか」と悩んでいることでしょう。
一生を左右する重大な選択ですが、あまり時間をかけてもいられません。少しでも早く的確な判断を下して、受験勉強を再開させたいところです。
さて、出願校を選ぶ際、大きな指標となるのが「センターリサーチ」。
自分が受けようとする大学の希望者の中で、自分がどれくらいの位置にいるのかが分かるわけですから、さすがに無視はできません。
センターリサーチの結果を見て、あくまで行きたい学校を受けるか、少しでも合格の可能性が高い学校をとるか、悩むのは当然のことです。
ただ、少しだけ冷静になってみてください。
センターリサーチはあくまで「事前予想」です。現時点でその大学を希望している人の数を集計しているに過ぎません。
実際にはセンターリサーチの結果を見て、出願した人が大きく増えた、または大きく減ったという事例も沢山あります。センターリサーチの結果が思わしくない大学でも二次試験次第で合格はできますし、逆に、センターリサーチで余裕のある大学を受けても本番で失敗すれば合格はできないのです。
以下、センターリサーチを見て出願校を決める上で、留意しておきたいポイントを、いくつかまとめておきます。
□「実質」受験倍率
必ず「実質」の受験倍率を確認してください。特に後期試験は出願者と受験者の数に大きな開きが あるので注意が必要です。もしかしたら今年は、昨年よりも受験生が多くなる/または少なくなるかも知れません。受験者数に影響を与えるような変更点があれば注意が必要です。
□二次試験科目とその配点
試験科目は、あなたにとって得点源となる科目ですか? また、その配点はあなたにとって有利な配点となっていますか? 過去問との相性はどうですか?
□合格最低点
実際の過去問を解いて確認してください。どれくらいの点数が取れれば、合格最低点を超えることができるのか事前CHECKは必須です。
□スタートライン
センターリサーチの結果、どれくらいのアドバンテージ、またはビハインドでしたか? あなたはどの位置からスタートするのでしょうか?
□これまでの(記述)模試結果
二次試験に向け、これまでの記述模試の結果はもちろん参考になります。ただし、最後に模試を受験したのは11月です。実際に受験をする日の学力を表している訳ではない点を加味して考えるべきです。センターの点数は今更変えられませんが、これからの点数(学力)は努力次第で変えることができます。
冒頭で「少しでも早く受験校を決めよう」とは言いましたが、一人ひとりに、それぞれの想いがあっての受験です。あれこれ悩んで当然です。
進路指導をする側としても、何が正解であるのか確信が持てないこともあります。ただし、最終的にどんな選択であったとしても、「悩みに悩み抜いて決断した選択であれば、それが正解だ!」と思います。
受験の結果は、最後の最後まで分かりません。
毎年「必ず逆転合格をしてみせます!」と自分を奮い立たせ、残された期間いっぱい懸命に取り組んで、逆転合格を勝ち取ってくる生徒が少なからずいます。
「過去問との相性が悪ければ、相性が良くなるように自分を変える!」と、苦手科目を短期間で得点源の科目に変えてしまう生徒も珍しくありません。
最後は自分を信じて、残された時間を精一杯、二次試験対策に向けてください。
どれほど多くの情報を元に考えたところで、蓋をあけてみないと分からないこともたくさんあります。
合格への強い思いこそが結果を生みます。
もし、出願校選択について「本当にこの学校で良いかプロに相談しておきたい」「(家庭内で)意見がまとまらず結論が出ない」という方がおられましたら、ぜひ、メールフォーム又はお電話にて、名門会までお気軽にご連絡ください。
皆さんの笑顔のため、我々名門会も精一杯努力いたします。
文責:S.H