成績が伸びない生徒の指導は「信じて疑え」が大切
カテゴリ : 教育哲学
「自分の弱点・成績が伸び悩んでいる箇所が分かっている生徒」
「人の話に耳を傾ける生徒」
こういう生徒は必ず成績が伸びてきます。
逆に、
「やればできると思っている生徒(思っているだけでやらない)」
「自分の勉強方法を曲げたくない(謙虚な気持ちになれない)」
「人の話をよく聞かない(なぜやらなければいけないのか分かっていない)」
「嘘をつく生徒(みんなの前でいいカッコをする)」
といった生徒は、まず成績が伸びません。
上記の内容が、私が過去に生徒と面談で、または生徒と親御さんの三者面談で、成績が伸びやすい生徒かどうかの判断基準となっていました。
特に
「やればできると思っていても全く勉強をしようとしない生徒」
「先生に嘘をついていいカッコをしようとする生徒」
は、まず成績は上がりません。
家庭教師はマンツーマンですから、人の目を気にしないで済むのに、“できない自分”をさらけ出さないのは本当にもったいないことです。
どこがネックなのかを聞いているのに、“いい訳”をしても仕方がありません。お医者さんと患者さんとの関係と同じで、「おなかが痛い」という患者さんに、お医者さんが「頭痛薬」を処方しても意味がないと思いませんか?
勉強の場合にはこれと同じようなことがさらに多く発生します。
したがって、プロの先生は、生徒にまず問題を解かせてみて、その解いている姿や解き方を観察して、その生徒の理解度を測ったりします。そうすると生徒が言っていることと頭で理解していることが違うことが分かってくるそうです。
言葉を換えて表現すると、生徒のことを「信じて疑え」ということです。
ご家庭での学習や、集団塾での学習も同様。子供を「信じて疑って」、客観的な視点で導いていくことが、成績アップにつながります。
私は、勉強で「できる生徒」はいても「できない生徒」はいないと思っています。
“のびしろ”の長い短いは生徒によってありますが、「できる」素地は誰もが持っています。チョットしたきっかけで劇的に飛躍する生徒はたくさんいます。
一般的に「できない」と言われる生徒は、スタートラインに立たず、「用意・・・ドン」という号令も聞く耳を持たないか、ただ「どうせやったってできない」と諦めていることが多いです。
子供の意識改善というのは難しいものですが、少しでも良い結果を実感できれば、自分から興味を持って進んでくれるのも子供の良さ。
諦めない心を芽生えさせて、夢の第一志望校へ合格できるようにがんばってみましょう。
文責: T.K