2017年 夏の合格必勝アドバイス ~名門会 中学入試ガイダンス(関西)より~
カテゴリ : 中学受験
去る2017年7月8日(土)、名門会の夏前の恒例イベントである「2018年度 中学入試ガイダンス」が、大阪駅前第4ビル23F(会議室)にて開催されました。
(当日は、第一部:最難関校対象、第二部:難関~中堅校対象の二部制にて実施いたしました。)
例年、名門会の中学入試ガイダンスでは、「中学入試を成功に導くために、これは必ずやるべき!」という、大手進学塾のガイダンスでは決して聞くことのできない“夏の合格必勝アドバイス”をお話しています。
紙面の都合上、そのすべてを今回の記事でお伝えすることはできませんが、「コレだけは!」というコアな部分を、いくつかご紹介しておきます。
とくに、受験生のいるご家庭は、少しでも早いタイミングで・・・天王山となる夏休みに入る前に、以下の内容について、ぜひ一度CHECKしてもらいたいと思います。
□ ポイントその1
~ 何よりも他の受験生と差をつけるのは「間違い直しの徹底」 ~
「他の受験生よりも、1点でも多く得点をすることが合格のカギ」となる、このことに異論の余地はないでしょう。ならば、他の受験生と「どこで差をつける」のか?
結論としては、「間違い直しの徹底」により、苦手弱点をつぶすことに尽きます。
実際の入試でも、多くの受験生が一度は挑戦したことある問題、または少し形が変わっただけの問題が出題されることが大半です。過去に経験した問題を“確実に得点できるようにしてあるかどうか”が、差に繋がります。そういった問題を“確実”なものにしておけば、勝負は見えたようなもの。「今年の合否はこの1問が解けるかどうかで決まった・・・」というケースもよくありますが、それは「その他の解けるはずの問題を確実に正解している」からこそ言えることです。
まとまった時間が取れる夏休みは、新しい問題にどんどん取り組める時期ですが、確実に正解すべき問題で失点することがないよう、間違い直しを徹底して「点数が稼げる問題」を確実に増やしていってください。
(名門会は1対1の完全個別指導。合格に導いた受験生の数だけ、具体的な対策法があります。)
□ポイントその2
~正しい方法で「丸つけ(採点)」「間違い直し」「ノートの作成+活用」をすること~
演習問題を解いたあとの「丸付け」や「間違い直し」。これが「しっかりとできている!」と胸を張って言える人はどれ位いるでしょうか?
仮に正解だったとしても、「思考過程」→「立式」→「計算」→「解答までにかかった時間」など、チェックすべきポイントは、本当にたくさんあります。
とくに、中学入試で年々増加している思考力を問う問題なども考えると、生徒だけの丸付け(採点)で済ませてしまうのは危険です。たとえば、記述問題などは、問題集に掲載されている模範解答と生徒の解答が違うことの方が圧倒的に多いです。これを正しく採点し、間違いを修正していくには、適切な指導が必要です。
また、家に帰ってノートを見直し、復習をする習慣は身についていますか?
ノートを上手く活用できている生徒には、特徴があります。至極当前ではあるのですが、「見直すことを前提に作成されている」のです。板書内容をメモするのはもちろん、先生が話したことや自分が感じたことなども細かく記載されています。後でわからないことが出てきても、ノートを見れば授業を振り返ることができるのです。
そして、ノートを使って授業内容を一から確認し、授業で取り組んだ問題演習を何度も重ねることで、授業内容を自分のものとして定着することができます。そこまでやってはじめて「ノートの作成」そして「活用」を正しく行っていると言えます。
単なるメモ書きのノートではそこまでのことはできません。普段、どんなノートを作成していて、どのように使っているのかを、今のタイミングで再確認してもらいたいと思います。
(名門会は最難関中学までの受験生の“夢の第一志望校合格”に向けた対策を行います。)
□ ポイント3
~ 夏休みの勉強で何よりも重視すべきことは「選択」と「集中」~
まとまった時間が取れる夏休みは目前です。あれこれとやるべきことは数多くあるでしょうが、夏休みで何を一番変えるべきか? または、変えたいのかが、明確になっていますか?
多くの時間が取れるとはいえ、時間が無限にあるわけではありません。どうしても取捨選択はしなければなりません。そして、後回しにするものがでてくる以上、選択したものは確実に実行しなければ、ライバルとの差は開くばかりです。
しかし、塾での拘束時間が増え、課題も増えることで、生徒はますます自分で時間をコントロールすることが難しくなります。勉強時間はもちろんのこと、息抜きの時間も含め、“これはだけ絶対に!”と集中できる時間を、あらかじめ学習計画の形で確保しておきましょう。
生徒によって「選択」と「集中」のあるべき形は異なります。的はずれな計画、非現実的な計画にならないよう、信頼できる塾や家庭教師等の先生に、今のうちに相談しておきたいものです。
(名門会は受験生一人ひとり“合格から逆算したカリキュラム”を作成して授業を進めます。正しく計画を立てることが志望校合格の最短距離です。)
いかがでしたでしょうか? 入試まで残り半年あまり。受験生にとって“失敗の許されない天王山となる夏休み”を目前に、“夏で変わった!夏で差がついた!”と言えるよう、綿密な学習計画と志望校対策を行ってください。
また、名門会では夏の受験勉強に関するご質問やご相談を随時受け付けております。ご希望の方は、下記までお気軽にお問い合わせください。
文責S.H