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2023 第1回 青山学院横浜英和中学校高等学校
校舎外観
2018年から共学化し、今年度より全学年で男女共学となった青山学院横浜英和中学高等学校。今回は2023年5月31日開催の説明会の内容を一部ご紹介いたします。
毎朝全校生徒で礼拝をして一日がはじまる青山学院横浜英和中学高等学校では、聖書教育を教育のバックボーンとしており、生徒たちは「心を清め人に仕えよ」の校訓の下、学校生活を送っています。
校長先生自ら「うちの生徒たちは本当にLovelyなんです!」と話されていた姿が印象的で、「生徒自身の自分で考える力を信じ、校則を見直し、もっと沢山の男子学生に入学してほしい」とお話しされていました。まさにどんどん変わりゆく同校から目が離せません。
学校名 | 青山学院横浜英和中学高等学校 |
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所在地 | 神奈川県横浜市南区蒔田町124番地 045-731-2861 横浜市営地下鉄ブルーライン「蒔田駅」より徒歩約10分 |
ホームページ | https://www.yokohama-eiwa.ac.jp/chukou/ |
■学校概要
〈 沿革 〉
創立者、H.G.ブリテン
1880年 H.G.ブリテンが山手48番にブリテン女学校を創立
1886年 英和横浜英和女学校となり、1916年に現在地「蒔田」に移転する
2014年 青山学院大学と係属校関係を締結
2016年 青山学院横浜英和中学高等学校に改名
2018年 新中学1年生から男女共学化
〈 青山学院大学との連携プログラム 〉
系属校推薦の枠はもちろんのこと、そのほかにもキャリアガイダンスや部活動指導などさまざまな面で交流をもつ。今回の説明会では、地球社会創生学部学生とのワークショップや剣道部の合同練習などが挙げられた。
〈 青山学院大学系属校推薦 〉
高校3年間の成績や試験結果、人物評価などを基準とし、高3の9月~10月始めまでに進学するか決めてもらい、10月20日以降に結果が出るとのこと。
推薦権を所持しながらの他校受験は不可とする。
〈 ICT活用 〉
「いつでも、どこでも、誰とでも」つながる力をつける。
1人1台Chromebookをもち、全校生徒にGoogleアカウントを配布。
連絡などにも活用しているとのこと。
中3生は「情報」の授業の中で、ネット社会でのモラル、ルールを学ぶ。
■2023年度 入試結果
〈 帰国生選抜 〉
受験者数:16名(男子8名:女子8名)
合格者数:6名(男子3名:女子3名)
実質倍率:2.7
合格最低点:200点満点中111点
〈 A日程 〉2月1日午前
受験者数:288名(男子82名:女子206名)
合格者数:90名(男子24名:女子66名)
実質倍率:3.2
合格最低点:300点満点中169点
〈 B日程 〉2月2日午後
受験者数:479名(男子154名:女子325名)
合格者数:89名(男子24名:女子65名)
実質倍率:5.4
合格最低点:200点満点中130点
〈 C日程 〉2月3日午後
受験者数:431名(男子155名:女子276名)
合格者数:48名(男子14名:女子34名)
実質倍率:9.0
合格最低点:200点満点中121点
〈 繰り上げ合格 〉
男子2名:女子5名
■所感
蒔田駅から徒歩約10分以内、100段階段を登った先にある緑豊かで見晴らしの良い環境に学び舎を設ける学校で、校門を抜けると美しいステンドグラスが目を引く礼拝堂と、緑のウッド調の壁がかわいらしい立派なクラブハウスが来校者を迎える。
今年度から全学年共学化したとのことだが、現状1クラス44名中9~10人が男子生徒という男女比で、今回の説明会でも配られた「英和男子スタイルブック」という男子学生の学校生活をピックアップした小冊子などを用い、男子学生をどんどん増やしていきたいという姿勢を感じた。説明会当日は定期試験最終日とあって、帰り際にテストを終えて少しほっとしたような表情の生徒たちとすれ違ったが、男子学生同士寄り集まって楽しそうに過ごしているようすであった。
青山学院横浜英和中・高 illustrations by A.O
本年度より全てのグローバルプログラムが再開し、海外進学希望者も再び増えつつあるとのこと。
伝統の中でも変化を続ける同校ではこの夏、各種イベントも開催を予定している。
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7月8日(土):キャンパス見学会(小5・6年生対象)
8月26日(土):学校説明会
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ぜひ、一度足を運んでみてはいかがだろうか?
文責:A.O