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2023 第2回 文化学園大学杉並中学・高等学校

カテゴリ : 中学受験, 学校情報

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校舎正門

日本にいながらカナダのカリキュラムを学ぶことができる「ダブルディプロマコース」の開設や、文科省の方針に先立って9年前から本格導入されているICT教育、そして2020年度からは中間テストの廃止など、他の学校とは一味違う特徴的な学習プログラムを導入している文化学園大学杉並中学高等学校。
2023年5月29日開催の学校説明会に参加してきましたので、その内容を一部ご紹介いたします。

学校名 文化学園大学杉並中学・高等学校
所在地 東京都杉並区阿佐谷南3-48-16
03-3392-6636

JR「阿佐ヶ谷駅」/「荻窪駅」より 徒歩約10分
東京メトロ「南阿佐ヶ谷駅」より 徒歩約10分
ホームページ https://bunsugi.jp/

■学校概要

〈 沿革 〉

創立者 河野通穪太 他3名
1926年 城右高等女学校を現在地に設立
1974年 文化女子大学附属校となり、校名を文化女子大学附属杉並高等学校と変更
1986年 中学校開校
2011年 文化学園大学杉並中学・高等学校に校名変更
2015年 ダブルディプロマコース開設(高校)
2020年 中間考査廃止

〈 英語教育―ダブルディプロマコース 〉※以下DDコース

充実したグローバル教育は本校の最大の魅力といっても過言ではない。
カナダの高校卒業資格と日本の高校卒業資格の同時取得ができるDDコースを、中学1年生からを対象として設けている。現在25名のネイティブ講師が在籍し、週17時間のネイティブスピーカーによる授業を実施しているとのこと。
筆者も化学の授業を見学させていただいたが、ネイティブ講師による授業はすべて英語で行われるのはもちろん、生徒同士の会話も英語で驚いた。
さらに、DDコース高2生を対象とした「アドバンスト・プレースメントコース」では
大学生レベルの内容の授業が受けられ、大学の単位として認められることもある高度な学習プログラムとなっている。
とりわけ、将来海外留学を視野に入れている学生にとっては、大変魅力的な学習環境であると言える。

〈 中間テストの廃止 〉※2020年度~

定期試験は年3回とし、問題解決型学習やグループ学習に重きを置いているとのこと。
代わりに、全国模試の活用や、英語外部検定試験対策などに加え、小テストを頻繁に行って生徒の学習状況の把握に努めている。
評価は、年3回の考査:50%に対して、小テスト:20%、パフォーマンス課題(レポートやプレゼン):30%で、日ごろの学習の定着が重要視され、丁寧に評価される。

■2023年度 入試結果

〈 第1回(2科) 〉2月1日午前

受験者数:45名(男子15名:女子30名)
合格者数:25名(男子6名:女子19名)
実質倍率:男子2.50:女子1.58
合格最低点:200点満点中120点

〈 第2回(2科) 〉2月1日午後

受験者数:47名(男子17名:女子30名)
合格者数:10名(男子4名:女子6名)
実質倍率:男子4.25:女子5.00
合格最低点:200点満点中110点

〈 第2回(4科) 〉2月1日午後

受験者数:62名(男子28名:女子34名)
合格者数:39名(男子14名:女子25名)
実質倍率:男子2.00:女子1.36
合格最低点:350点満点中191点

〈 第3回(4科) 〉2月2日午前

受験者数:28名(男子11名:女子17名)
合格者数:15名(男子6名:女子9名)
実質倍率:男子1.83:女子7.89
合格最低点:350点満点中195点

〈 第4回(2科) 〉2月2日午後

受験者数:56名(男子25名:女子31名)
合格者数:30名(男子16名:女子14名)
実質倍率:男子1.56:女子2.21
合格最低点:200点満点中110点

〈 第5回(2科) 〉2月3日午前

受験者数:19名(男子8名:女子11名)
合格者数:11名(男子5名:女子6名)
実質倍率:男子1.60:女子1.83
合格最低点:200点満点中110点

〈 第5回(4科) 〉2月3日午前

受験者数:20名(男子11名:女子9名)
合格者数:12名(男子4名:女子8名)
実質倍率:男子2.75:女子1.13
合格最低点:350点満点中193点

〈 第6回(2科) 〉2月4日午前

受験者数:34名(男子17名:女子17名)
合格者数:17名(男子6名:女子11名)
実質倍率:男子2.83:女子1.55
合格最低点:200点満点中105点

■2024年度 入試最新情報(予定)

●2科4科型入試の変更点はなし
合格ラインは60%。合格ラインをクリアすれば定員に関わらず合格が見込めるとのこと。

●算数特別入試の廃止

●英語特別入試変更点
・日程:2月1日午後・2月2日午後
・英語・日本語面接型を復活
・スピーキング廃止(リーディング・リスニング・ライティングで実施)

■所感

JR阿佐ヶ谷駅から徒歩10分とアクセス良好。
校長先生による「生徒が“主役”、教員は“支援者”」の説明通り、どのクラスを見学しても、教師の問いに対して生徒が競うかのように手を挙げ、生き生きと発言する姿が印象に残った。
グローバル教育や探究学習など、学習における教育環境の充実は一目瞭然。「入ってから伸びる学校です!」と力説されていたのも頷ける。
海外大学や国公立・早慶上理など難関大学への進学も年々伸びてきているという文化学園大学杉並中学・高等学校。今後も変化が楽しみな学校と感じた。

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文化学園大学杉並中・高 illustrations by A.O

6月・7月はイベント開催が予定されているので、実際に同校を訪問して確かめることができる。一度足を運んでみてはいかがだろうか。
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6月17日(土):第1回学校説明会
7月15日(土):第1回オープンスクール
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文責:A.O

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